日頃スマートフォンを利用していて、SIMフリーやSIMロック解除、デュアルSIMなどという単語を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
まず「SIM(シム)」とは、スマートフォンなどで通信を行うために必要なIDカードのことをいうんだよ。
SIMがないと通信を行うことはできないから、みんな必ずSIMは使ってることになるね!
本記事では「デュアルSIM」について主に解説していきますが、デュアルSIMとはスマートフォン1台につき2つのSIMを利用できる機能のことをいいます。
デュアルSIMには機能として4つの種類と、形状としての種類が2種類あり、種類ごとに使える機能に違いがあるため、利用できる機能が何なのか把握しておくことが大切ですよ。
詳しくは記事内でわかりやすく解説しているからチェックしてみてね!
またもっとも気になるデュアルSIMを利用するメリットと注意点もご紹介。
メリット | 注意点 |
---|---|
プライベート用と仕事用で使い分けができる | SDカードのスロットが使えない場合がある |
通話用とデータ通信用で使い分けができる | DSDSの場合au回線の利用に注意が必要 |
国内用と海外用で切り替えして使える | スマホのバッテリー消費が早くなる |
通信障害や混雑が生じても通信を維持できる | SIMの組み合わせによっては利用できない |
デュアルSIMの特徴などを踏まえた上で、デュアルSIMが向いている人と向いていない人も紹介しますよ。
実際にデュアルSIMを利用する場合、どんな組み合わせがいいか迷ってしまうわよね。
本記事ではお得で快適に利用できる、おすすめのSIMの組み合わせも紹介するわよ!
おすすめのデュアルSIMの組み合わせは「デュアルSIMでおすすめのキャリアの組み合わせはどこ?パターン別に紹介!」の項目をチェックしてみてくださいね。
この記事でわかること
デュアルSIM(シム)とは?
まずは「デュアルSIM(シム)」とはどういうものなのか、基本からわかりやすく解説していきましょう。
デュアルSIMとは、スマートフォン1台に2つのSIMを挿入して利用することができる機能のことをいいます。
普通はスマートフォン1台につき、SIMが一つ入っていることになるんだね!
そうね!普通は1台に1つのSIMなんだけど、SIMを2つ挿入して使える機能が「デュアルSIM」っていうのよ。
一つのスマートフォンに異なるSIMを2つ挿入できるため、2つの電話番号が1台のスマートフォンで利用可能になります。
つまりスマホ1台で2台持ちと同じような使い方が可能になる、というのがデュアルSIMの機能の最大の特徴です。
またSIMには物理的なSIMカードと、スマホに内臓されたタイプであるeSIMの2種類あります。
さらにデュアルSIMの機能の分類としては4種類あり、種類によって「デュアルSIMでできること」が変わってくるため、利用する際は把握しておくといいですよ。
まずはデュアルSIMの形状の種類について以下で解説しますね。
機能的な種類については「デュアルSIMの機能には4つの種類がある!」の項目で解説するのでチェックしてみてくださいね。
SIMには「SIMカード」と「eSIM」がある
SIMにはカード状で物理的にスマホに挿入するSIMカードと、端末に埋め込まれているタイプのeSIMという2種類の形状があります。
SIMカードの場合は抜き差しすることが可能ですが、eSIMの場合は端末と一体になっているため、抜き差しすることはできません。
SIMカードとeSIMがあるってことを覚えておくといいのは、たとえばSIMカードを利用していてデュアルSIMを利用したい場合、さらにSIMカードを追加するには挿入する場所が必要になるってことなんだ!
注意点でも紹介するけど、SIMカードのスロットがSDカードのスロットと共有されている場合、SDカードが使えなくなる場合もあるのよね。
自分の端末ではどんな形状のSIMが使われているか把握しておくといいわよ!
デュアルSIMについての注意点は「デュアルSIMの4つの注意点」で紹介しているからチェックしてみてね。
SIMカードを2つ挿入して使うデュアルSIMや、SIMカードとeSIMを使って利用するデュアルSIMもあります。
デュアルSIMを利用したい場合、自分の端末ではどんな形でデュアルSIMが利用できるかチェックしておくといいですね。
デュアルSIMの機能には4つの種類がある!
デュアルSIMと一口にいっても、機能としてできることが違う4つの種類があります。
できることが違う…ってどういうこと?
デュアルSIMの今から紹介する4つの種類はスマートフォンごとに決まっているんだけど、種類によってSIMを同時にアクティブにできるか決まったり、通信方法が違ったりするのよ。
えっ!
同時にアクティブにできるかどうかとか、できない場合は1つのSIMを稼働させてるともう1つのSIMは使えないっていうこと?
そうなるわね。
だから種類を知っておいて、自分のスマートフォンではどの種類のデュアルSIMが利用できるか把握しておくことが大切よ!
スマートフォンによって利用できるデュアルSIMの機能が異なるため、以下の4つをチェックしてどの機能が使えるか確認してから利用するようにしましょう。
なおそれぞれの種類の特徴をまとめた表は以下のとおりです。
SIMの同時有効 | 回線の対応状況 | SIMの切り替え | 通話中のデータ通信 | |
---|---|---|---|---|
DSSS | × | 片方のみ有効 | 手動 | × |
DSDS | ○ | 片方は4G片方は3G | 切り替え不要 | × |
DSDV | ○ | 4G | 切り替え不要 | × |
DSDA | ○ | 4G | 切り替え不要 | ○ |
それでは一つずつ、わかりやすく解説していきますね。
DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)
まず「DSSS」について、DSSSはデュアルSIMシングルスタンバイの略称で、2つのSIMを片方ずつ有効にして利用する方式となります。
SIMの同時有効 | 回線の対応状況 | SIMの切り替え | 通話中のデータ通信 | |
---|---|---|---|---|
DSSS | × | 片方のみ有効 | 手動 | × |
シングルスタンバイの名前のとおり片方のSIMのみ有効にすることができ、もう片方のSIMを利用したい場合には手動で切り替えて使う必要がある方式です。
DSSSが両方のSIMを同時に使えない方式になるんだね。
DSSSはどちらか片方のSIMしか有効にできないのよね。
だから、たとえばauとソフトバンクのSIMをそれぞれ使っていたとして、auのSIMを有効にしていたら、ソフトバンクの方にかかってきた電話が受け取れないのよ。
DSSSの場合2つのSIMを同時に利用することができないため、有効にしているSIMからの電話しか受け取れず、無効にしているSIMからの着信は受け取れません。
そのため仕事用とプライベート用など、両方のSIMからの着信を常に受け取れる状態にしておきたい場合には適していない方式といえるでしょう。
なおDSSSでは4G回線は利用できますよ。
DSSS特徴をまとめると以下のとおりです。
- DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)の特徴
-
- 2つのSIMを同時に利用することができない
- SIMの切り替えは手動
- 4G回線を利用できる
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
DSDSはデュアルSIMデュアルスタンバイの略称で、2つのSIMを両方とも有効にして利用することができる方式となります。
SIMの同時有効 | 回線の対応状況 | SIMの切り替え | 通話中のデータ通信 | |
---|---|---|---|---|
DSDS | ○ | 片方は4G片方は3G | 切り替え不要 | × |
デュアルスタンバイの名前のとおり、両方のSIMを有効状態にできるんだね!
両方のSIMを同時に有効にできるため、両方の着信を受けることが可能です。
ただし注意点があり、2つのSIMで同時に通話することができないこと、また通話を開始するとデータ通信が行えなくなることを覚えておきましょう。
DSSSの場合は片方のSIMしか有効にできないため、仕事用とプライベート用で利用したい場合両方の電話が受け取れず適していませんでしたが、こちらのDSDSでは両方の着信を受けられるためおすすめです。
またDSDSでは片方のSIMで4Gを利用していると、片方は3Gになる点も覚えておきましょう。
- DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)の特徴
-
- 2つのSIMを同時に有効にでき、両方の着信を受けられる
- 通話を開始するとデータ通信は行えない
- 2つのSIMで同時に通話はできない
- 片方のSIMが4Gなら、もう片方は3Gになる
なおSIMフリースマホの場合、auの3G回線に対応していない場合があります。
auの3G回線に対応していないスマホの場合、DSDS方式でデュアルSIMを利用すると片方は必ず3Gになってしまうため、利用できない場合があることも注意が必要です。
DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)
DSDVはデュアルSIMデュアルVoLTEの略称で、DSDSと同じく2つのSIMを両方とも同時に有効にすることができます。
どちらのSIMからも着信を受け取ることができ、基本的な機能はDSDSとほぼ同じです。
SIMの同時有効 | 回線の対応状況 | SIMの切り替え | 通話中のデータ通信 | |
---|---|---|---|---|
DSDV | ○ | 4G | 切り替え不要 | × |
ただDSDSと大きく異なる点として、どちらのSIMでも4Gを利用することが可能なため、DSDSよりも高速な通信を可能にすることができます。
またSIMフリースマホでauの3G回線に対応していない場合でも、両方のSIMで4Gを利用することができるため、該当の場合はDSDVがおすすめですよ。
- DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)の特徴
-
- 2つのSIMを同時に有効にでき、両方の着信を受けられる
- 通話を開始するとデータ通信は行えない
- 2つのSIMで同時に通話はできない
- 両方のSIMで4Gを利用できる
DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)
DSDAはデュアルSIMデュアルアクティブの略称で、デュアルSIMの4つの種類の中ではもっとも優れているといえるでしょう。
SIMの同時有効 | 回線の対応状況 | SIMの切り替え | 通話中のデータ通信 | |
---|---|---|---|---|
DSDA | ○ | 4G | 切り替え不要 | ○ |
DSDAでは2つのSIMを同時に有効にできることはもちろん、両方の通信で4Gを利用することができます。
さらに片方で通話している間にも、片方のSIMでデータ通信を行うことができるため、スマートフォンを2台それぞれで使っているのに近い感覚で利用可能です。
通話しながらデータ通信を行えるのはDSDAだけなんだね!
たとえば片方のSIMでスピーカーで通話しながら、片方のSIMではデータ通信を行う、なんて使い方もできるのがDSDAね!
通話しながらデータ通信を行うのはスマートフォン1台でも可能と思うかもしれませんが、デュアルSIMのメリットとして通話用とデータ通信用など、用途の違うSIMを使い分けることができる点があげられます。
通話に特化したプランのSIMで通話しつつ、大容量のデータ通信を行えるプランのSIMでデータ通信を行う、という使い方が可能になるため、より快適にデュアルSIMを利用可能です。
- DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)の特徴
-
- 2つのSIMを同時に有効にでき、両方の着信を受けられる
- 片方のSIMで通話中に、片方のSIMでデータ通信を行える
- 両方のSIMで4Gを利用できる
DSDAは他の方式の不便な点が改善されていておすすめですが、現状DSDAに対応したスマートフォン自体少ないことを覚えておきましょう。
以下におさらいとしてデュアルSIMの4つの種類の特徴を記載しますが、を利用する場合にはDSDAに対応したスマートフォンを用意するのは難しくても、両方のSIMをアクティブにできるDSDS以上の方式を選ぶのがおすすめですよ。
SIMの同時有効 | 回線の対応状況 | SIMの切り替え | 通話中のデータ通信 | |
---|---|---|---|---|
DSSS | × | 片方のみ有効 | 手動 | × |
DSDS | ○ | 片方は4G片方は3G | 切り替え不要 | × |
DSDV | ○ | 4G | 切り替え不要 | × |
DSDA | ○ | 4G | 切り替え不要 | ○ |
またデュアルSIMに対応したおすすめの機種を「デュアルSIMはどの端末で利用できる?おすすめスマホを紹介」の項目でご紹介しているのでチェックしてみてくださいね。
デュアルSIMを使う4つのメリット
デュアルSIMの基礎知識について解説してきましたが、スマートフォン1台で2台持ちと同じことができると言っても、どういったシチュエーションでメリットがあるのかあまりピンとこないかもしれません。
そこで実際にデュアルSIMにはどのようなメリットがあるのか、ピックアップして紹介していきますね。
今回4つのメリットを紹介しますが、一つでもいいなと思える場合はデュアルSIMはおすすめですよ。
- デュアルSIMを使う4つのメリット
それでは一つずつみていきましょう。
プライベート用と仕事用で使い分けができる
デュアルSIMにすることの大きなメリットの一つとして、2台分の電話番号を利用できるため、用途が異なる使い方ができるという点があげられます。
スマートフォンを2台持ちしている場合って、たとえばプライベート用と仕事用とかで分けたりできるってことなんだ!
スマホ1台でプライベート用と仕事用で使い分けができるため、常に2台を携帯する必要もなくスマホ1台を管理するだけで利用可能です。
また2台分の働きを1台でまかなえるため、1台分の端末代が節約できる点もメリットといえます。
一つ注意点としてデュアルSIMの種類の一つであるDSSSで利用した場合、片方のSIMしか有効にできず片方は無効になってしまうため、たとえばプライベート用のSIMを有効にしていると仕事用のSIMでは着信が受け取れないことになってしまいます。
両方のSIMで着信を受け取りたい場合は、両方のSIMを有効にできるDSDS以上の機能を使えるスマートフォンを選ぶことが大切ですよ。
通話用とデータ通信用で使い分けができる
デュアルSIMではSIMを二つ利用するため、たとえば大手キャリアのSIMを通話用、格安SIMの方ではデータ通信用と用途を分けて使うことが可能です。
通話用とデータ通信用で分けるとメリットがあるの?
料金プランはデータ通信量によって料金が変動する場合が多くて、通話も何分以上通話する場合従量課金になったりするのよね。
データ通信量も通話もどっちも両立したプランほど料金が高くなる傾向があるのよ。
そうなんだね!
データ通信に特化したプランと、通話に特化したプランを一つずつ選択したら、結果的にお得に利用できるってこと?
まさにその通り!
お得に利用できる組み合わせが「通話用」と「データ通信用」を分ける方法だから、メリットの一つとして紹介しているのよ。
2つのSIMそれぞれで料金プランを設定できるため、自分にあった最適なプランを構築できるのが大きなメリット。
実際にどんな組み合わせのプランにするとお得に利用できるかは「デュアルSIMでおすすめのキャリアの組み合わせはどこ?パターン別に紹介!」の項目で具体的に解説しているのでチェックしてみてくださいね。
なおプランを選ぶ際は自分がどんな環境でスマートフォンを利用したいか、を重視して選ぶといいですよ。
国内用と海外用で切り替えして使える
デュアルSIMのメリットの一つとして、海外へ行く際に2つのSIMを国内用と海外用に分けて利用できるという点があります。
通常1つのSIMで海外でも利用する場合は国際ローミング(データローミング)という機能を利用しますが、国内で利用している時と異なって料金が高額になる場合がほとんどです。
たとえば大手3キャリアのスマホを海外で利用する場合、必要になる料金は以下のとおり。
- ドコモ…24時間980円/1時間200円
- ソフトバンク…アメリカの場合通話・パケット放題/アメリカ以外は地域によって異なる
- au…24時間480円〜
通常国内で利用している料金とは別に上記の料金が必要になってくるため、滞在が長くなるほど必要な料金が増えてしまうのがわかります。
そのため海外でスマートフォンを利用したい場合、海外のフリーWiFiを利用したり、海外でも利用できるモバイルWiFiをレンタルしたり、海外に行き現地でSIMカードを調達する方がお得になる場合が多くあります。
海外で利用したい場合の方法の一つである「海外で現地のSIMカードを調達する」場合や「海外利用がお得なキャリアのSIMを利用する」場合に、デュアルSIMがおすすめなのよ!
ひとつのSIMは通常通り国内で利用するSIMを、もう一方のSIMは海外でも利用できるSIMを利用することで、海外でも国内でも快適に利用することが可能です。
なお国内用と海外用と切り替えて利用する場合は、国内用のSIMを国際ローミングのオフにすることが推奨されます。
国際ローミングをオフにしていないと、国内用のSIMから高額な請求が発生してしまう可能性もあるため注意してくださいね。
通信障害や混雑が生じても通信を維持できる
デュアルSIMの4つめのメリットは、通信障害や混雑が生じた場合でも通信状態を維持できる点があげられます。
たとえば片方の回線で通信障害や混雑で通信に不備が出ていても、もう片方の回線で通信状態に問題がなければ、使用するSIMを変更して利用が可能です。
デュアルSIMじゃない場合は通信障害が発生したら使えなくなっちゃうけど、デュアルSIMならSIMを切り替えることで正常な通信が可能なSIMを利用できるから、通信状態を維持できるんだね!
デュアルSIMはいざというときのトラブル対策ができる点でもメリットがあるのよ。
また2回線を契約するため、もし片方のデータ容量を使い切っても、もう片方のデータ容量が残っている場合があるというメリットもあります。
通信状態が良いSIMを選んで使ったり、データ通信量を増やすことも可能になるなど、デュアルSIMにはメリットがあるため、一つでもいいなと思った場合検討してみるといいですね。
ただ、デュアルSIMにはメリットだけではなく注意点もあります。
デュアルSIMの事前に知っておきたい注意点について、詳しくは以下の項目で解説しますね。
デュアルSIMの4つの注意点
ここではデュアルSIMについて、利用を始める前に知っておきたい注意点を解説します。
そもそも知っていないとデュアルSIMを利用できない場合があるなど、必見の内容になっているのでチェックしてみてくださいね。
SIMを契約してから、実は使えませんでした…なんてことにならないように、最初にチェックしておこうね!
それでは一つずつみていきましょう。
SDカードのスロットが使えない場合がある
デュアルSIMを利用する際、スマートフォンのSIMカードを挿入する場所がSDカードスロットと共有している場合があります。
SIMには物理的なSIMカードと、スマートフォンに内臓されているタイプのeSIMがありますが、SIMカードは当然スマートフォンの方に挿入する場所が必要です。
SIMカード挿入場所とSDカード挿入場所が共有の場合、デュアルSIMにするとSDカードが挿せず利用できなくなるため注意しましょう。
SDカードはスマートフォンのデータ容量を増やすことができるから、容量がギリギリの場合は考慮しておきたいポイントね。
すでにSDカードを利用していて、かつSIMカードスロットと共有されている場合は、SDカードを外さないとデュアルSIMが利用できないため、たとえば以下のような何かしらの対処をする必要があります。
- SDカードのデータをPCやクラウドサーバーなど別媒体へ移動する
- デュアルSIMが可能な他の機種へ機種変更する
デュアルSIMが可能な機種については「デュアルSIMはどの端末で利用できる?おすすめスマホを紹介」の項目でおすすめ機種をご紹介しているのでチェックしてみてくださいね。
DSDSの場合au回線の利用に注意が必要
デュアルSIMには、機能的にできることが異なる4つの種類がありますが、そのうち「DSDS」の場合は注意が必要です。
デュアルSIMの種類については「デュアルSIMの機能には4つの種類がある!」の項目で解説しているよ!
DSDSの場合、両方のSIMを4Gで利用することができず片方は4G・片方が3Gとなりますが、SIMフリースマホだとauの3G回線に対応している機種が多くありません。
auの3G回線に対応していないスマートフォンを利用していたら、デュアルSIMでDSDSしか使えないとau回線が使えないってことになっちゃうのよ!
auでデュアルSIMを利用したい場合は、「DSDV」というどちらのSIMも4G通信が利用可能になる方式が利用できるスマホを利用するのが推奨です。
au回線でデュアルSIMを使いたいなら、持っているスマホがDSDVでデュアルSIMを使えるかどうか確認しようね!
スマホのバッテリー消費が早くなる
デュアルSIMはSIMを二つ利用し、2回線利用することになるためスマートフォンのバッテリーの減りが早いことに注意が必要です。
なぜ2回線を利用しているとバッテリーの消費が早くなるかというと、原因の一つが片方のSIMを利用している時でも、もう片方のSIMで最寄りの基地局の電波を探して稼働していることがあげられます。
最寄りの基地局の電波を探すのはAndroid端末に搭載されている「セルフスタンバイ」っていう機能で、電波状況が悪くなったり回線が途切れてしまう時に電波を探知しているのよ。
セルフスタンバイ機能が稼働していると、利用していない方のSIMも稼働していることになるため、SIM2回線分のバッテリー消費が行われるのが理由の一つです。
そのため、デュアルSIMを利用する場合は通常の1台で利用する際よりもバッテリー消費が早くなることを念頭に置き、あらかじめモバイルバッテリーを用意しておくなど対策をしておくといいでしょう。
予想以上にバッテリー消費が早くて電池切れになっちゃった!なんてことにならないように事前に準備しておくことが大切だね!
SIMの組み合わせによっては利用できない
デュアルSIMはスマートフォン2台分の機能が利用でき便利ですが、SIMの組み合わせによっては利用できないことに注意が必要です。
SIMの組み合わせが悪いと、新しくSIMを契約しても使えない可能性があるってこと?
そうなの、実はスマートフォンにはそれぞれ対応している周波数帯(バンド)があって、「スマートフォンの周波数帯」と「携帯電話会社(SIM)が提供する周波数帯」が合っていないと通信できない可能性があるのよ。
携帯電話は電波を使って通信を行っていますが、電波は周波数帯(バンド)で区分けされていて、キャリアはキャリアごとに利用可能な周波数帯(バンド)が国から割り当てられています。
さらにスマートフォンにも、対応している周波数帯が決められているのです。
キャリアごとに利用できる周波数帯が違い、スマートフォンにも対応している周波数帯がそれぞれあるため、周波数帯がSIMと端末両方一致して対応していないと使うことができません。
系列が違うSIMと端末の場合組み合わせができない場合があるのはデュアルSIMを利用する場合に限ったことではなく、たとえばSIMフリーのスマートフォンで他社のSIMを利用しようとした場合にも気を付けるべき点です。
ドコモ・au・ソフトバンクの大手3キャリアでは、該当のキャリアでしか利用できないように他社通信事業者のSIMが利用できないようロックがかかっています。
ロックがかかっている状態を解除し、他社の通信事業者のSIMも利用できるようにしたスマートフォンのことを、SIMフリーのスマートフォンといいます。
つまり利用したいスマートフォンが対応している周波数帯と、SIMの周波数帯をそれぞれ事前に確認しておくことが大切となってきますよ。
デュアルSIMはどんな人に向いている?向いていない人は?
デュアルSIMについて概要や特徴を解説してきましたが、実際にデュアルSIMを検討するにあたって、デュアルSIMが向いている人とそうでない人をご紹介しますね。
ここまで読んできて、いいな!と思っても実はデュアルSIMだとやりたいことができない、なんてこともあるからチェックしてみてね!
それでは一つずつみていきましょう。
デュアルSIMが向いている人はこんな人
デュアルSIMのメリットとして、スマートフォン2台を用意しなくても2台分の機能を1台で利用できるという点があげられます。
1台で2台分の働きができるってことだから…スマートフォン1台分の機種代が節約できるってことかな?
そうね!スマートフォンは1台用意するにも数万円必要だから、初期投資が少なくてすむのはとってもメリットなのよ。
すでに現在スマートフォンを2台持ちして使っている人や、データ用と通話用で用途を分けたいけれどスマートフォン2台の用意に消極的な人に、デュアルSIMはおすすめですよ。
また海外によく行く場合で現地のSIMを調達したり、海外用のSIMを準備して置きたい場合にもおすすめ。
そのため、デュアルSIMに向いている人は以下のような人になります。
- デュアルSIMが向いている人
-
- 現在スマートフォンを2台持ちしていて、1台にまとめたい人
- データ用と通話用など用途の違うSIMが欲しい人
- 端末代金を節約したい人
- 国内用のスマートフォンに海外用のSIMを挿入して使いたい人
一方でデュアルSIMを利用するには向いていない人もいるため、次の項目で解説しますね。
デュアルSIMをおすすめできない人はこんな人
デュアルSIMは1台のスマートフォンに2台分の電話回線を搭載させて使うため、デュアルSIMにしてしまうと希望する使い方ができなくなってしまう人もいます。
その一つがスマートフォンを物理的に2台必要な人で、一つのスマホで作業をし、もう片方のスマホでは調べ物をするなど、同時作業が多い人にはデュアルSIMは向いていません。
デュアルSIMは物理的にスマホが1台だけになっちゃうから、スマホ2台で同時に色々したい人にはそもそも利用が難しいんだね!
1台でスマホゲームをしながら1台ではインターネット閲覧とSNS…みたいな使い方も、デュアルSIMにしてしまうと利便性が悪くなってしまうわね。
またデュアルSIMはSIMごとに用途を変えたり、プランを最適化してお得に利用したりなどメリットも多くありますが、そもそもスマートフォン1台でまかなえている場合には必要ありません。
まとめると、デュアルSIMが向いていない・必要ない人は以下のとおりです。
- デュアルSIMが向いていない人
-
- スマートフォンが物理的に2台必要な人
- 同時作業が多い人
- そもそもスマートフォン1台でまかなえる人
自分がどんな風にスマートフォンを利用しているか、どんな風に使いたいか想像してデュアルSIMを検討してみるといいね!
デュアルSIMでおすすめのキャリアの組み合わせはどこ?パターン別に紹介!
デュアルSIMについて解説してきましたが、では実際にデュアルSIMを使う場合、どんな組み合わせがおすすめなのかわからないですよね。
デュアルSIMの組み合わせについて、おすすめのキャリアの組み合わせを紹介するよ!
まずおすすめなのが、デュアルSIMの片方を通話用のSIMとして「楽天モバイル」にすることです。
引用:楽天モバイル
楽天モバイルでは月々のデータ利用量が1GB未満の場合月額料金が0円となり、さらに楽天が提供するアプリ「Rakuten Link」を利用すれば国内通話が無料でかけ放題になります。
Rakuten Linkを利用しない場合、1回10分以内の国内通話が月額1,100円(税込)で利用できるプランも。
そのため通話用のSIMとして有用で、楽天モバイルを通話用として採用し、もう片方のSIMは用途に合わせて組み合わせていく、という形がもっともおすすめですよ。
楽天モバイルのメリットをまとめると以下のとおり。
- 楽天モバイルのメリット
-
- 月々のデータ容量が1GB未満の場合月額料金が0円
- プラン料金が3ヶ月無料で利用できる
- Rakuten Linkの利用で国内通話が無料でかけ放題
- 1回10分以内の通話がかけ放題になるオプションがある(月額1,100円/税込)
オプションを付けなかった場合は、国内通話が30秒20円(税込22円) - 契約事務手数料が0円
- プラン契約解除料が0円
- 製品の購入や月々の支払いに楽天ポイントが利用できる
そして楽天モバイルを通話用のSIMとして軸にし、パターン別に提案するおすすめ組み合わせは以下のとおり。
楽天モバイルを通話用として、もう一つデータ通信用のSIMが欲しい場合のおすすめが【楽天モバイル × mineo】です。
またLINE通話をたっぷり行いたい場合におすすめなのが【楽天モバイル × LINEMO】で、Youtubeなど動画視聴をよくする場合のおすすめは【楽天モバイル × BIGLOBEモバイル】を検討しましょう。
それでは一つずつ紹介していきますね。
20GBのデータ通信が最安級【楽天モバイル × mineo】
引用:mineo
楽天モバイルを通話用として、さらにデータ通信用でSIMを追加したい場合は「mineo(マイネオ)」との組み合わせがおすすめです。
mineoでは月間20GB利用できるデータ通信プランが月額1,925円(税込)と最安級なため、月間20GBまでで十分利用できる場合にお得に利用できますよ。
mineoの月額料金プランは基本データ容量ごとに異なり、以下のとおり20GBより少ない容量のプランを選んだ場合はより安く利用が可能です。
基本データ容量 | シングルタイプ (データ通信のみ) |
デュアルタイプ (データ通信+音声通話) |
---|---|---|
1GB | 880円 | 1,298円 |
5GB | 1,265円 | 1,518円 |
10GB | 1,705円 | 1,958円 |
20GB | 1,925円 | 2,178円 |
※すべて税込価格
月額料金プランはデータ通信のみで通話は行えないシングルタイプと、データ通信に加えて音声通話も可能なデュアルタイプがありますが、デュアルSIMで楽天モバイルを通話用にする場合はデータ通信のみのシングルタイプがおすすめ。
またもし毎月利用していて基本データ容量を変更したいと思った場合は、毎月25日までであれば翌月からの変更が無料で行えますよ。
さらにmineoでは「パケット放題 Plus」というサービスを行っていて、mineoスイッチというものをONにすることで最大1.5Mbpsの通信速度でのデータ通信が使い放題で利用可能です。
10GB以上のプランを契約中の場合は、このパケット放題 Plusオプションが無料で付けられるのでおすすめ。
引用:mineo
またシングルタイプの1GBプラン(月額880円)にパケット放題 Plusのオプション(月額385円)をつけることで、月額1,265円(税込)でやや速度は遅いものの実質データ通信を使い放題で利用できますよ。
パケット放題 Plusプランは3日間で10GB以上利用すると速度制限はかかってしまうけど、規定量を超えない範囲なら実質使い放題だよ!
なおmineoではパケットが余ってしまった場合、様々な方法でパケットを分け合うことが可能です。
家族や友達にパケットをギフトとして贈ったり、繰り越したパケットを翌月に家族や友達とのグループで分けあったり、mineoユーザー同士でフリータンクと呼ばれるパケット貯蔵庫へ分け合うこともできます。
パケット貯蔵庫に貯まったパケットは、様々なアイデアなど情報を提供した人へチップとしてパケットが送られるようになっていて、あらゆる方法でパケットを有効活用することが可能ですよ。
このようにデータ通信がお得に利用できるプランがあるmineoは、データ通信用のSIMとしておすすめ。
- mineo(マイネオ)のメリット
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- 月間20GBのデータ通信プランが最安級
- パケット放題 Plusで最大1.5Mbpsの速度でネットが使い放題
- パケットが余った場合誰とでも分け合える
mineoの利用方法もシンプルで、以下の3ステップで利用が可能です。
- mineo(マイネオ)の利用方法
-
- 申し込みに必要なものを準備する
本人名義のクレジットカード、本人確認書類(SMS利用時)、連絡用のメールアドレス及電話番号を準備します。
また同時にmineoにスマートフォンが対応しているかこちらからチェックしておきましょう。 - 申し込みを行う
mineoの新規申し込みから「プラン」「タイプ」「コース(データ容量)」「端末購入の有無」を入力して申し込みます。 - SIMカードが到着し利用開始
申し込みからおよそ1週間程度で、普通郵便でSIMが届きます。端末を購入した場合は宅配便でお届けです。
- 申し込みに必要なものを準備する
データ通信用のSIMとしておすすめのmineoについては以下のリンクからチェックしてみてくださいね。
LINE通話が多い場合にお得になる【楽天モバイル × LINEMO】
引用:LINEMO
LINE通話をよく行う場合におすすめのSIMは「LINEMO(ラインモ)」です。
LINEMOでは月額料金が月間データ容量20GBで2,728円(税込)、通話は従量課金制(22円/30秒 税込)とmineoに比べると費用はかかってしまいます。
ただ最大の特徴としてLINEMOはLINEアプリを利用したトーク・音声・ビデオ通話がデータ通信量にカウントされないというメリットがあるため、LINE通話も多く利用する場合はおすすめですよ。
引用:LINEMO
通常の音声通話はほとんどしなくて、LINE通話が主体の場合には、楽天モバイルの1回につき10分以内の通話はかけ放題になるオプション(月額1,100円/税込)を付けずに申し込むといいよ!
他社ではLINEでの通話やビデオ通話はパケット通信量としてカウントされてしまうため、LINEをたっぷり使っている場合はデータ容量がかさんでしまいます。
連絡手段のメインをLINEで利用している場合は、LINEMOにするとデータ通信量にカウントされないためおすすめ。
またLINEMOでは現在他社からLINEMOへ乗り換えた場合に、7,000円相当のPayPayボーナスが付与されるキャンペーンも行っています。
引用:LINEMO
乗り換えの際は7,000円相当のPayPayボーナスですが、デュアルSIMを使い始めたい時など新規契約の場合いでも3,000円相当のPayPayボーナスが付与されるのでお得なキャンペーンですよ。
LINEMOを利用する方法もシンプルで、以下の手順で利用開始できます。
- LINEMO(ラインモ)の利用方法
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- スマートフォンを準備する
デュアルSIMで利用する場合はデュアルSIM対応のスマートフォンを準備します。LINEMOの対応端末についてはこちらから確認が可能です。 - LINEMOを申し込む
免許証などの本人確認書類を事前に準備しておきましょう。電話番号を引き継ぎたい場合はMNP予約番号の準備も必要です。 - SIMカードを受け取って利用開始
申し込みから最短翌日に発送されます。SIMが届いたらスマートフォンに挿入し、利用開始手続きとAPN設定を行いましょう。
設定を行い、スマートフォンを再起動したら利用開始です。
- スマートフォンを準備する
LINE通話をたっぷり行いたい場合におすすめのLINEMOは、以下からチェックしてみてくださいね。
Youtubeをたっぷり楽しみたいなら【楽天モバイル × BIGLOBEモバイル】
引用:BIGLOBEモバイル
普段Youtubeなどを視聴している場合は「BIGLOBEモバイル」がおすすめです。
BIGLOBEモバイルの最大の特徴としてYoutubeをはじめ6つのコンテンツが通信量にカウントされない「エンタメフリーオプション」があり、月額308円(税込)をプラスするだけで対象コンテンツの利用をデータ通信量の制限なく行うことができます。
引用:BIGLOBEモバイル
エンタメフリーオプションの対象になる主なコンテンツは以下のとおり。
- BIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプション対象コンテンツ
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- YouTube
- ABEMA
- U-NEXT
- YouTube Kids
- YouTube Music
- Apple Music
- Spotify
- AWA
- Amazon Music
- LINE MUSIC
- radiko
- dマガジン
- dブック
- 楽天Kobo
- 楽天マガジン
- Facebook Messenger
など
エンタメフリーオプションの対象コンテンツはまだまだあるけど書ききれないよ!
ただ、エンタメフリーオプションの中にはLINEは含まれていないから、LINE通話の比重が大きい場合にはLINEMOを検討するといいわね!
また現在BIGLOBEモバイルではエンタメフリーオプションのキャンペーンを開催しており、最大6ヶ月オプション料金を無料で楽しむことができます。
引用:BIGLOBEモバイル
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デュアルSIMはどの端末で利用できる?おすすめスマホを紹介
デュアルSIMの特徴や、おすすめのSIMの組み合わせについてご紹介してきましたが、希望するSIMにスマートフォンが対応していなかったなどがあるかもしれません。
ここではデュアルSIMに対応したおすすめのスマートフォンをご紹介します。
デュアルSIMにするのを機にスマートフォンも新調する場合にはぜひチェックしてみてね!
今回紹介するのはすべてDSDS以上の方式(2つのSIMを同時に有効にできる・着信が受け取れる方式)が採用されているスマートフォンになるわよ!
- デュアルSIMに対応したおすすめスマートフォン
それでは一つずつご紹介していきますね。
iPhone 13 Pro/iPhone 13 Pro Max
引用:Apple
まずおすすめなのがAppleから発売されている「iPhone 13 Pro」と「iPhone 13 Pro Max」です。
カメラシステムが進化し、写真撮影や映画撮影にも適したスペックを持っています。
最大1TBのストレージを有しているのも魅力で、ディスプレイの性能の高さと美しさからゲームのプレイにも、普段からの操作感も快適になりおすすめのデバイスです。
そんな「iPhone 13 Pro」と「iPhone 13 Pro Max」ですが、デュアルSIMには「DSDS」方式が利用できます。
物理カードであるnanoSIMとeSIMを利用することが可能で、micro-SIMカードには対応していないことに注意しましょう。
基本性能は以下のとおりです。
iPhone 13 Pro | iPhone 13 Pro Max | |
---|---|---|
サイズ | 高さ:146.7 mm 幅:71.5 mm 厚さ:7.65 mm |
高さ:160.8 mm 幅:78.1 mm 厚さ:7.65 mm |
重量 | 203 g | 238 g |
容量 | 128GB 256GB 512GB 1TB |
|
OS | iOS 15 | |
ディスプレイ | ProMotion搭載Super Retina XDRディスプレイ 6.1インチ(対角)オールスクリーンOLEDディスプレイ 2,532 x 1,170ピクセル解像度、460ppi |
ProMotion搭載Super Retina XDRディスプレイ 6.7インチ(対角)オールスクリーンOLEDディスプレイ 2,778 x 1,284ピクセル解像度、458ppi |
チップ | A15 Bionicチップ 6コアCPU/5コアGPU/16コアNeural Engine |
|
SIM | デュアルSIM(nano‑SIMとeSIM) デュアルeSIMに対応 |
|
USB | USB Type-C | |
防沫・耐水・防塵性能 | IEC規格60529にもとづくIP68等級 |
AQUOS sense6 SH-M19
引用:AQUOS
SHARPが提供する「AQUOS sense6」も、デュアルSIMに対応したスマートフォンです。
バッテリーの持ちがよく、IGZO OLEDディスプレイを採用していることにより色鮮やかな美しさを保ちつつ省エネを実現しています。
また4,570mAhの大容量バッテリーを持ちつつも薄さ7.9mm・重さ156gと薄くて軽いボディを備えているため、長時間の利用も疲れにくい特徴があるのがメリットです。
カメラ性能も暗い場所に強く、昼でも夜でも綺麗に撮影することができますよ。
デュアルSIMはDSDVに対応しているため、どちらのSIMでも4Gを利用可能です。
AQUOS sense6の基本スペックは以下のとおり
サイズ | 約152mm×約70mm×約7.9mm |
---|---|
重量 | 約156g |
OS | Android™ 11 |
内臓メモリ | ROM 64GB UFS 2.2/RAM 4GB LPDDR4X ROM 128GB UFS 2.2/RAM 6GB LPDDR4X |
外部メモリ | microSD/SDHC/SDXCカード(最大1TB) |
ディスプレイ | 約6.1インチ IGZO OLED フルHD+ (1,080 × 2,432) |
USB | USB Type-C |
SIM | nanoSIM/eSIM DSDV対応 |
通話・通信機能 | VoLTE:○ 対応バンド: 5G : n3 / n28 / n77 / n78 / n79 LTE : B1 / B3 / B5 / B8 / B18 / B19 / B38 / B39 / B41/ B42 3G : B1 / B5 / B8 GSM : 850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz sXGP:○ Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac テザリング:15台 Bluetooth:Ver.5.1 赤外線通信:非対応 |
防水性能・防塵性能・MIL規格 | IPX5/IPX8/IP6X/MIL-STD-810H準拠・ 耐衝撃(落下)など全17項目 |
Xperia 1 III
引用:SONY
SONYが提供する「Xperia 1 III」は、SONYの最新技術を詰め込んだ新しい機種でデュアルSIMはDSDVに対応しています。
カメラ性能も高く、動く被写体の一瞬を捉えることができるリアルタイムトラッキングやリアルタイム瞳AFが搭載されていて、また可変式望遠レンズ搭載で構図がより自由に。
またディスプレイも進化していて4K 120Hz HDRに対応したシネマワイドディスプレイを楽しむことができます。
ゲーム体験も進化しており、最大240Hzの高速タッチ検出を搭載していてより複雑なプレイも可能になったほか、ゲーム録画機能もついていてよりゲームを楽しめます。
デュアルSIMはDSDVで利用可能なため、両方のSIMで4Gが利用可能ですよ。
Xperia 1 IIIの基本スペックは以下のとおり。
サイズ | 約71mm×約165mm×約8.2mm |
---|---|
重量 | 約186g |
OS | Android™ 11 |
内臓メモリ(RAM/ROM) | 12GB/512GB |
外部メモリ | microSD/microSDHC/microSDXC(最大1TB) |
ディスプレイ | 約6.5インチ 有機EL シネマワイド™ディスプレイ 4K/HDR対応/120Hz駆動 |
USB | USB Type-C |
SIM | デュアルSIM対応/DSDVnano-SIM |
対応バンド | 5G:n3, n28, n77, n78, n79 LTE:Band 1, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 18, 19, 21, 26, 28, 38, 39, 40, 41, 42 3G:Band 1, 5, 6, 8, 19 GSM:850MHz/900MHz/1.8GHz/1.9GHz |
防水性能・防塵性能・MIL規格 | 防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X) |
Google Pixel 6
Google Pixelシリーズの最新である「Google Pixel 6」はデュアルSIMのDSDSに対応しています。
Google Pixel 6はスマートフォン専用に開発されたGoogle Tensorというチップを搭載していて、Google Pixel 5と比較すると最大80%もパフォーマンスがアップ。
新しいセキュリティチップも搭載されたことでより安全に利用できます。
またカメラ性能もアップし、光量の取り込みも増えたことでより鮮やかに広い範囲を写すことが可能です。
バッテリーも長時間利用できるよう進化し、さらに約30分でおよそ50%ほど充電できるためよりアクティブに利用できますよ。
デュアルSIMはDSDSに対応しており、nano-SIMとeSIMの組み合わせで利用可能です。
Google Pixel 6の基本性能は以下のとおり。
サイズ | 高さ 158.6 mm x 幅 74.8 mm x 奥行き 8.9 mm |
---|---|
重量 | 207 g |
OS | Android 12 |
メモリとストレージ | 128 GB / 256 GB UFS 3.1 ストレージ |
ディスプレイ | 6.4インチ FHD+(1080 x 2400)OLED 411 ppi |
USB | USB Type-C |
SIM | デュアルSIM nano-SIM/eSIM |
耐水・防水・防塵性能 | 耐水・防水:IPX8 防塵:IP6X |
デュアルSIMについてよくある質問
デュアルSIMについて基本情報からポイント、おすすめのSIMの組み合わせをご紹介してきましたが、デュアルSIMについてのよくある質問をご紹介します。
一つずつ解説していきますね。
デュアルSIMだとSDカードは利用できない?
デュアルSIMではSIMを2つ利用することになりますが、SDカードのスロットとSIMカードのスロットを共有していると利用できない場合があります。
SIMには物理的なSIMカードと、スマートフォンに内臓されているタイプのeSIMの2種類がありますが、物理的なSIMカードの場合、どうしてもスマートフォンに挿入する挿入口が必要です。
SIMカード専用の挿入口があれば問題ありませんが、SDカードのスロットがSIMカードの挿入口と共有されている場合もあり、その場合はどちらか一方しか利用できません。
デュアルSIMのためにSIMカードを挿入してSDカードを諦めるか、デュアルSIMを実装するのを諦めるかの2択になってしまうので注意しましょう。
デュアルSIMに対応しているかはどこで確認できる?
希望するスマートフォンがデュアルSIMに対応しているかどうかは、スマートフォンの製品スペック表のSIMの項目で確認が可能です。
たとえば本記事でも紹介した「AQUOS sense6」の場合は、AQUOSの製品紹介のホームページにて「nanoSIM/eSIM DSDV対応」と記載されています。
これはnano-SIMとeSIMを利用可能で、デュアルSIMの機能の種類としてはDSDVに対応していると読み取ることが可能です。
またドコモ・au・ソフトバンクなど大手キャリアで紹介されている製品スペック表でもnano SIM/eSIMと記載されています。
希望するスマートフォンがデュアルSIMに対応しているかどうかは、製品スペック表のSIMの欄を確認するようにしましょう。
デュアルSIMを利用する際に大切なことは?
デュアルSIMを利用したいと思った時は、まずスマートフォンがデュアルSIMに対応しているか確認しましょう。
デュアルSIMを希望していても、そもそもスマートフォンが対応していない場合利用ができません。
希望するスマートフォンがデュアルSIMに対応しているなら、デュアルSIMの中でもDSSS/DSDS/DSDA/DSDVの4つの機能のうちどれに対応しているか確認することが大切です。
たとえばDSSSに対応していた場合だと、両方のSIMを有効にすることができず、SIMを交互に切り替えて使うこととなってしまいます。
仕事用とプライベート用に分けて利用したい場合でも、DSSSだと片方のSIMを有効にしていると片方が無効になってしまうため着信が受け取れないなど、デュアルSIMのメリットが少なくなる可能性も。
デュアルSIMの種類はデュアルSIMを利用し始めてからの快適さに直結するため、必ず確認が必要です。
またデュアルSIMが利用可能であれば、希望するSIMがスマートフォンの周波数帯(バンド)に対応しているかもチェックしておく必要がありますよ。
周波数帯(バンド)が異なると、うまく動かない可能性が高いので以下のポイントをチェックしておくといいですね。
- スマートフォンがデュアルSIMに対応しているか
- デュアルSIMの中でもDSSS/DSDS/DSDA/DSDVのうちどれに対応しているか
- SIMとスマートフォンの周波数帯(バンド)が対応しているか
まとめ
デュアルSIMは1台のスマートフォンに2つのSIMを搭載して、2つの電話回線を利用できる機能のことをいいます。
スマートフォン1台で2台持ちと同じことができるため、以下のようなメリットがありますよ
- デュアルSIMを使う4つのメリット
またデュアルSIMには使える機能として4つの機能があり、スマートフォンごとに対応している種類が異なるため、利用する際はどの種類に対応していてどの機能が使えるか確認しておくことが大切です。
スマートフォン2台持ちと同じように使えるためメリットのあるデュアルSIMですが、利用するには事前に知っておきたい注意点もあるため、以下の4点をチェックしておきましょう。
またデュアルSIMを検討したくても、実際にどんな組み合わせでプランを構築するとお得なのかは難しく感じますよね。
本記事では通話用のSIMとしておすすめの楽天モバイルを軸として、パターン別におすすめのSIMの組み合わせを提案しているので、以下を参考にSIMを検討してみてくださいね。
昨今ではスマートフォンの利用方法が多岐に渡り、使い方によってはとてもお得で便利に利用することが可能です。
便利に使う一つの手段としてデュアルSIMを知っておき、快適なスマートフォンライフを送りましょう。