ひかり電話とは?光回線で電話サービスを利用するメリット・デメリット

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光回線で電話サービスを利用するメリットと注意点!

皆さんのご自宅には、固定電話はありますか?

スマートフォンなど、携帯電話の浸透によって、固定電話はすっかり出番が少なくなったかのように思えますが、会社を経営される事業者の方や、携帯電話を持たない主義の方からは、まだまだ必要とされているのです。

さて、固定電話も携帯電話も使用されている、または自宅にインターネット回線を引いている方は「ひかり電話」を知っていますか?

今回は、ひかり電話の仕組みや、メリット・デメリットについてご紹介します!

※2022年5月時点の情報です

この記事でわかること

ひかり電話とアナログ固定電話のつながるしくみ

まずは、アナログ電話とひかり電話の大きな違いとして、アナログ電話と光電話がつながる仕組みについてご紹介します!

アナログ電話がつながる仕組み

インターネットや光回線の普及が始まる10年ほど前までは、ほとんどの家庭で「アナログ固定電話」が使用されていました。

アナログ固定電話は、各地域にあるNTTの基地・交換局から、アナログ固定電話回線を、電柱を通じて各家庭までメタル線のケーブルを引き込みます。

その後、建物の外壁に保安器を取り付け、利用する部屋の「モジュラージャック」という部分に、壁内の屋内配線を通じて、アナログ信号を送ります。

つまり、利用者は壁のモジュラージャックに固定電話を差してアナログ電話を利用する事ができるのです。

アナログ電話の仕組み
引用:NTT東日本公式サイト

ちなみに、上記の画像の「基本工事費A,B,C,D」の内訳は、以下のようになっています。

  • A…契約料金:880円
  • B…交換局内工事:2,200円
  • C…屋内配線工事料金:10,000円前後
  • D…電話機購入費用:電話機による

ひかり電話のつながるしくみ

NTT東日本やNTT西日本が、はじめて光回線のインターネットを開通させた当時は、まだひかり電話は利用できず、一般家庭にひかり電話利用が広まったのは7~8年ほど前です。

ひかり電話の仕組み
引用:NTT東日本公式サイト

光電話は、まずNTTより、光ファイバー回線を電柱から各家庭に引き込みます。その後、自宅内でひかりのONU(光回線終端装置)と光電話対応機器、電話機、パソコンなどをつなげて、ひかり電話を利用できるようです。

ひかり電話対応機器の背面図
引用:NTT東日本公式サイト

ちなみに、ひかり電話対応ルーターの後ろは上記の様になっています。電話機ポートに利用されている固定電話を電話配線コードに接続すれば、ひかり電話が利用できるようになるほか、LANポートにはパソコンなども接続できます。

ひかり電話のメリット

ひかり電話と聞くと漠然としたイメージがありますが、ひかり電話にはいったいどのようなメリットがあるのでしょうか?ひかり電話のメリットについてご紹介します!

ひかり電話のメリット1:電話加入権が不要

電話加入権とは、固定電話回線を、NTT東日本・NTT西日本と契約する際に必要になる権利のことです。

アナログ電話をひく場合は、39,600円支払って電話加入権(現在は施設設置負担金と呼ばれている)を購入しなければなりません。

しかし光電話の場合は、電話加入権の購入は一切不要です。

ひかり電話のメリット2:基本的に電話番号を引き継ぐことができる

現在使用しているアナログ電話番号が、以下の条件を満たすことで、同じ電話番号をひかり電話でも使用し続けることができます。

  • NTTの加入権つきの電話番号の場合
  • 利用場所の変更がない場合
  • 電話の種類が公衆電話・臨時電話・支店代行電話以外での電話である場合

アナログ固定電話から払い出された電話番号は、NTTフレッツ光のひかり電話だけでなく、他社auひかりやCATVなどでも、基本的に同じ電話番号で継続が可能です。

ひかり電話のメリット3:電話基本料・通話料が安い

アナログ電話から光電話に変更する場合、一番魅力的であるといえるのは「電話基本料の安さ」です。

アナログ固定電話の住宅用電話の基本料金
約1,700円
アナログ固定電話の事務用電話の基本料金
約2,500円
ひかり電話の基本料金(利用種別なし)
550円

また、アナログ固定電話と光電話の違いは基本料金だけではありません。通話料金も格段にお得です。

アナログ電話では、電話をかける相手の距離と、通話時間が長ければ長いほどたくさんの「交換局」を通ることです。

しかし、光電話は声を「パケット」に変え、交換局ではなくインターネットを通じて通信を行います。そのため、光電話はアナログ電話よりも格段に安くなるのです。

ひかり電話のデメリット

ひかり電話の利用を予定している場合、メリットだけでなくデメリットも把握しておきたいところですよね。そこで、ひかり電話のデメリットについてご紹介します!

ひかり電話のデメリット1:一部電話番号が引き継げない場合もある

先ほど、「基本的に電話番号を引き継ぐことができる」と紹介しましたが、インターネット新規開通時に払い出された電話番号の場合、電話番号の引継ぎができない場合があります。
※例外として、NTTフレッツ光の転用で光コラボレーションとして他社へ移行する場合はそのまま引き継ぎ可能です。

NTTのひかり電話やKDDIのauひかり電話など、業者によっては番号の引継ぎ条件などが変わってくる場合があります。ひかり電話を利用する場合、今使っている電話番号は引き継ぎ可能であるか、確認を行いましょう。

ひかり電話のデメリット2:一部つながらない番号がある

光電話は、一部つながらない電話番号があります。しかし、日常的にはあまり使用しない番号であるため、日常生活に差支えがあるとはあまりいえません。

<ひかり電話でつながらない電話番号例>

106
コレクトコール
114
話中調べ
121
クレジット通話サービス
125
でんわ会議
147
ボイスワープセレクトなりわけサービス
0170
伝言ダイヤル

※以前は時報(117)なども使用できませんでしたが、現在では改善され時報の利用は可能です。

ひかり電話のデメリット3:ひかり電話は停電だと使用できない

光電話は、停電時はひかり電話を接続するためのルーター(ホームゲートウェイなど、ひかり電話を利用するための機器)への電源の供給がされないため、ひかり電話が利用できなくなります。

そこで、停電時にひかり電話を動かす方法として、大手家電メーカーでは電池パックやバッテリーなどが販売されています。光電話を利用している、または利用を検討している方は、万一の時に備えて電池パックやバッテリーを備蓄しておくとよいでしょう。

※たとえ電池パックがある場合でも、電話局(収容局)に電気が来ていない場合は、ひかり電話・アナログ電話ともに使用ができなくなります。

オススメのひかり電話は「auひかり電話」

光電話といえばNTT東西日本による「ひかり電話(光IP電話)」が一般的ですが、近年最もオススメのひかり電話は、さまざまなサービスによる割引などがあることから、KDDIの「auひかり電話」であるといえます。

auひかり電話の電話料金プラン

auひかり電話の基本料金は550円です。そこに、セキュリティサービスなどのオプション(付加サービス)をつけると、別途料金がかかります。

ナンバーディスプレイサービス
440円
番号通知リクエスト
(営業マンからの勧誘など、非通知の迷惑電話をガイダンスを流して防止する)
220円
通話時に第3者からの割り込みを受けるサービス      
330円
割り込み番号を表示させるサービス
110円
着信した番号を携帯に転送するサービス
550円

一見、すべてのオプションを付属すると比較的高額になるイメージですが、auひかりでは上記のひかり電話のオプションをふたつ以上契約すると、自動的にオプション料金が減額され、一律550円となるのです。

auまとめトーク

auまとめトークのイメージ
引用:KDDI公式サイト

auスマホといったauの携帯を使用されている場合、「auまとめトーク」がオススメです!auまとめトークとは、以下のサービス内容の総称です。

  1. 自宅のauひかり電話とすべてのau携帯電話への通話料が無料
  2. 自宅のauひかり電話とすべてのauひかり電話への通話料が無料
  3. 自分のau携帯電話と自宅のauひかり電話への通話料が無料

auひかり電話はお得なキャンペーンも

更に、auひかり電話をはじめるにあたり、新規や乗り換えとしてauひかりにお申し込みいただくと、

  • auひかり電話サービスが30か月無料
  • 12か月間、月額料金から1,000円割引
  • 他社の違約金・解約費用を最大30,000円まで還元
  • 初期費用(初期工事費用無料や月額利用料金など)の割引サービス

といった、お得なキャンペーン特典の適用があります。また、以下の公式販売店経由で申し込んだ場合のみ、キャッシュバック金額である最大70,000円を受けることができます。

このように、さまざまなお得なキャンペーンがあることから、ひかり電話の利用を検討している方には、auひかり電話の利用が最もオススメだといえます。

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この記事を書いた人

わたしのネットのアバター わたしのネット コンテンツ企画編集部

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