
こんにちは、めんおうです。
子どもを幼稚園に送り届けてきたので、仕事を始めます。
「転職関連のSEO記事を書くぞ。今日は集中だ!」
(3分後)
Twitterを全力(3画面=3倍速)で始める。
【ご報告】
私事ではありますが、かねてよりお付き合いしたいと思っていた方に会いにはるばるスペイン🇪🇸まで来ましたが、その方に彼女がいることが発覚してしまいました。悔しいからスペインを満喫しまくっております。一人でな!! pic.twitter.com/51veAVtOV4— さや@女忍者🌼 (@nappy_saya) May 14, 2019
スペイン?
じ、自由過ぎる。。。行ってみたい。
行ってみたいぞスペイン!いくらかかるの?
いつ行けば……?
はぁ、無理だよなぁ。
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うーん。25歳までに月250万を稼げたので、26歳までに月500万を目標にしていたのですが、ダメですね。
周りで活躍する人たちの目標が高過ぎる。
26歳までに月700万
27歳までに月1000万を目指して、計画を練り直します。
今日も積み上げ頑張ります😌
— クニトミ | 副業サラリーマン (@kunitomi1222) January 1, 2020
に、25歳で月250万だと!?
稼ぎすぎだろ……。何に使ってんだろ…。
1万円でいいからくれ!!
5,000円でもいいぞ。。
(スクロール)
年末せっせとダイエットnoteも描いたのでみてくだちゃい🥺痩せ!
【#ダイエット note更新】
▶︎デブオタが、2019年10キロ以上痩せた方法とリバウンドもしないで理想の体型に近づきつつあります報告 #note https://t.co/aPUAhI60bx— あんじゅ先生☆漫画家 (@wakanjyu321) January 1, 2020
か、かわいい…普通にかわいい。。
10キロ痩せたって…痩せてない方も普通にかわいい……
しかも漫画家!?
「好きなことを仕事に」ってやつじゃん…
キラキラしてるじゃないか……
みんなキラキラしててうらやましい。
生きづらい。生きづら過ぎる。。。
オレなんてキラキラしてないし、30超えたおっさんだし。
なんだこのモヤモヤは…
100m走で世界記録出せって言われたら「そりゃ無理だろw」ってなるけど、ツイートは身近なだけに、モヤモヤしてしょうがない……
うらやましいけど、自分のことはできれば好きでいたいし。今の仕事、不満はあるけど、迷わず転職かと言えばそうでもないし。
なんなんだ、言葉にならないこの感じ。
これが「生きづらさ」ってやつじゃないか…?
もういやだ…消えてなくなりたい
あ、
そう言えば、この前読んだ本にも「会社員として生きる生きづらさ」が書いてあったな。
フミコフミオさんか。。。
この方なら、何か相談できるかも。。。
あとは、はてな界隈といえば、らくからちゃさんにも相談したい。
思い立ったが吉日。
ダメもとでDMしてみるか。
「・・・生きづらいです。。悩みのご相談をさせていただきたく……」
おお!
快くOKいただいたぞ、ありがたい…
「うありゃあああ!!!もうこうなったら徹底的に「生きづらさ」を解明するぞ!!」
こんな具合で、対談していただく運びとなりました。
それにしても「生きづらさ」って何なんだろう。
【相談を受けてくれたお二人】
【フミコフミオさん】
1974年生まれ。はてなのトップブロガー。
「今の社会人は活字は読まない」と言われる世の中、活字だけのブログがきっかけで本を出し、テレビにまで出てしまったり。超絶ブラック企業に勤めたり、42歳でアルバイトになったり、会社員に戻ったりしているすごい方。わたし自身、この方の影響でブログを始めた(ガチ)。よって、今ライターをしているのもこの方のおかげなので、責任をとってほしい。
【らくからちゃさん】
はてなトップ5、ひとクセあるブロガー。
IT土方のはずなのに、税金や投資など、お金に詳しかったりする。ブログでも、とっつきづらい税金や社会保険などについて解説している濃厚な記事が多い。特に、ブクマに関するまとめ記事は、わたし自身、初めてブクマした記事でもある。わたしが今ライターをしているのはこの方のおかげでもあるので、きっちり責任をとってほしい。
「生きづらい」と思ったことはありませんか?

今日は相談に乗っていただき、ありがとうございます!
いきなりですが、「生きづらさ」を感じることはありますか?
正直、お二人がキラキラして見えてしまって……

「生きづらさ」ですか?
いや、そりゃありますよぉ笑
それをネタに本出したくらい。
ブログなんて、「生きづらさ」の塊じゃないですか笑
ね、らくちゃさん。

ホントっすね笑
「生きづらさ」ってだれでも抱えているものだと思いますよ。
大事なのは、「生きづらさ」との向き合い方じゃないですかね。

なんと、お二人とも。
ちょっと安心しました。

「キラキラして見える」って、感覚としてはわかるんですが、ネットと実際とでは全然違うものですからね。
私も、現実では、一緒に仕事をしたこともない社員からハラスメントで訴えられたことだってありますから。
SNSもすべてを信用しないと言うか…
心の距離は保っておこうと思ってます。

「生きづらさ」って何なんでしょうか?

私は、「べき」と「べき」のぶつかり合いなんじゃないかと思ってます。
お客さんは「これだけ払ってるんだから、この日までにこの質で納品する『べき』」と言い、エンジニアは「そんなの無理に決まってる!もっとこっちのことも考える『べき』」と言うんです。
「はぁ…」ってなりますよね。

私が感じる「生きづらさ」は、一言で言えば、「ギャップ」なんですよ。
45歳になるんですが、この年になると、「本当にやりたいと思っていること」と「今の自分がやっていること」が離れていくんですよね。
「やりたいことと現実のギャップ」にやりどころのない「生きづらさ」を感じてしまうんです。

「生きづらさ」で言うと、先日こんなツイートをしたんですよ。
月20万、ボーナスあり事務職さんの働き方
・5日で終わる仕事に1ヶ月
・残り15日はネットで暇
・定時出勤、定時退社
・ただいるだけ、という感想
・やること探すと嫌がられる
・とにかく暇すぎて辛い
・つぶれる会社でもない
・他への転職も気が進まない生きてるけど生きてない、これじゃ辛いよね。
— めんおう|SNS×主夫ライター (@mennousan) November 7, 2019

これ、Yahoo!知恵袋に寄せられていた悩みなんです。
「べきの衝突」とか「やりたいこととのギャップ」みたいな積極性はなくて、「ない」ことでの「生きづらさ」なんですよね。
これについてはどうでしょう?

いやぁ、これもきついですよね。
辞めさせるための「追い出し部屋」じゃないですけど、それと同じような空気も感じるし。
永遠に続く単純作業とかもきついですよね。
ひたすら流れてくるくまのぬいぐるみに目をつけるバイトをしたことあるんですが、あれはきつかった。これをずっとやれと言われたらそりゃあ「生きづらい」ですよね。

試験官バイトとかもきつかったですね。

でも、「べき」と「ギャップ」と「何もないつらさ」の根本には、「相手に対する期待」があるのかなと思います。

と言いますと?

「期待」と「期待通りいかない現実」ですよ。
「何もない」というのだって結局、期待だよなと。
何かあるはずだとか、だれかが何かしてくれるとかいう期待があるんじゃないかなと思うんですよ。
そこに一歩踏み出せないストレス、失敗できない空気や不安、人に頼れない現実などが絡み合って「生きづらく」なるという。

ネットやSNSをみんながするようになって、「人のこと」が見えやすくなりました。
それで比べてしまいやすくなってるというのもありますもんね。
「生きづらさ」は、どうやって解消してますか?
「睡眠時間3時間で鬼のようにブログを書いてましたよ笑」と語るらくからちゃさんと「その会社、相当生きづらいやん」と思うめんおう

では、その「生きづらさ」をどうやって解消されてますか?

今思えば、私はブログですね。
毎日24時過ぎに家に帰って、4時までブログ書いて、朝7時には出勤するという生活をしていた時期もありましたから。
当時は鬼のように書いてましたね、ホントに。
無意識に不満の「はけ口」みたいになってたのかもですね。

それはヤバい笑

でも、わかります、それ笑

私は、会社の不満は仕事中に解消してますね。
解消できないこともありますけど、引きずらないで、プライベートには持ち込まないようにしてるんです。仕事に変に期待しない、プライベートとは切り分ける、という感じですね。
「給料は我慢料」なんて言ったもんですが、こういう考え方も、人によってはありですよ。いい意味で諦めるというか。
そうすれば、不満も引きずらないし、プライベートはプライベートで楽しめるわけで。
私は完全にそっち派ですね、マジで笑

今の時代、「給料は我慢料」なんて言ったら叩かれますよね笑

ホントですね。
「好きを仕事に」というのもありますし、それはそれで、できれば一番いいとは思うんです。でも、事実として、ほとんどの人にとってはそれは難しいのが現実じゃないでしょうか。
だから、好き嫌いを仕事に持ち込まず、仕事は仕事として淡々とやるのがハードルが低くていいかなと思います。

考え方としては、全然ありですね。

「仕事の不満」については、こういうデータもあって…
多くの方が何かしら悩んでいるみたいです。

Google Trendsのデータですが、「仕事 辞めたい」、「仕事 辛い」といった仕事に対してネガティブなキーワードの検索ボリュームが2009年以降伸びてるんです。
また、こちら(J-CASTニュース)の記事では、「新卒者の8割が学生に戻りたい」と答えたというのが出てました。
調査では、「学生時代に戻りたいと思うか?」という問いに、61%が「とても戻りたい」と回答。「少し戻りたい」(21%)と合わせ、82%がキャンパスへの回帰願望を持っていることがわかった。ほかは、「どちらでも良い」が10%、「戻りたくない」は8%だった。引用:J-CASTニュース
「やりがいが湧かない」というのが理由だそうです。

でも、「辞めたい」って思う人って、ちゃんと不満を分析してるのかな?って思っちゃいます。
「やだな」という感情だけで目の前のことを避けようとしたり、だからこそ、将来が不安になったり。
不満を見つめて、その根本を探れば課題も見えてくると思うんです。

自分が何を求めているのかがぼんやりしてると、バランスとるというか、不満を何かでおさめるってことができませんもんね。
不満を明確にして、それを解消するためにも思いを周りに伝える、対処するというのが大事ですね。
では、転職のタイミングっていつですか?
「40度の真夏に1ヶ月休みなしで、腹いせで海の家はヤバかった、マジで。」と語るフミコフミオさん そのときのブログはこちら

ただ、フミコさんは転職されてますよね?
その時は「不満」との向き合い方はどうだったんですか?

もちろん不満はありましたよ。
相当ブラック体質な会社でしたから。
でなければ42歳で退職なんてしないです笑
日々の業務もさることながら、社長の機嫌で海の家に1ヶ月休みなしでぶち込まれたのは効きました…

それ、ブログで読みました。
マジなんですね…!?

いやぁ、マジです。
社長の孫の妖怪ウォッチを買いに行く、というのをブッチした結果、いろいろとほじくり返されて海の家に島流しです。
そういう会社だったから、みんな辞めていきました。
それで気づいたら部長。
そこで、部下50人のリストラを命じられまして。これ、全社員の1/10ですよ……
日頃から不満があったからこそわかるんですが、辞めようと思った時の感覚は不満とは違いましたね。
いつも通り出勤したんですが、あるとき、「あ、『ない』な」とふと思ったんです。「自分の居場所じゃないな」と気づいたというか。
めんおうさんも転職されてますよね?どうだったんですか?

はい、フミコさんの「自分の居場所じゃない」という感覚、よくわかります。
わたしも不満は最初にありましたが、だんだんと不満と言うより、「孤立感」みたいなのを感じるようになってましたね。
ずっと「仕事の意味」を考えていて、最初はとりあえず言われたことをひたすら頑張れば見えてくるかなと思ったんですが、見えなくて…
最後の方は、ずっと「やってる意味あるの?」状態でした。
周りは頑張ってる、自分も一緒に仕事してはいるけど、心は別のところにあって、わたしひとりだけ魂抜けてるみたいな。

「自分の居場所じゃない」と感じたら転職のタイミングなんだと思いますね。
めんおうさんとか私のように。
そこまで行ったら、仕事面で埋め合わせるのは難しくなりますよね。
「生きづらさ」を感じたら、仕事という「型枠」を取り払って考えるのもあり

私のいる会社でも「やってる意味あるの?」状態を見かけますよ。
エンジニアさんが言うんですよ「よっしゃぁ~~~~~!!!オレだけのシステムができあがったぁああああああ!!!!」って。
で、見てみると、使いにくい使いにくい。
その人じゃないと仕組みがわからない代物なわけです。
そういうシステムは、チームで仕事するときには困りものです。
直して、修正して、新しいの作って…と。
まさに「穴を掘って埋めるような仕事」だなって感じることもありますよね。

でも、らくちゃさんは転職はされてないですよね。
どういうモチベーションで仕事されてるんですか?

私の場合は、「居場所がない」というところまではいってないんだと思います。
嫌なことはもちろんあるけど、やりたいこともやらせてもらってるんで。
結局100点満点の仕事ってなくて、どこかで折り合いつけなきゃいけないんだと思います。

おっしゃる通り、「居場所がないな」で転職、それ以外なら不満を見つめる、というのはわかりやすいですね。
不満のタネを見つけたけど、うまく解消できないという人はどうすればいいんでしょう?

仕事の「型枠」を取り払って考えるのもありだと思います。
仕事だから頑張るとか、充実させなきゃいけないとか。
そういう「型枠」があると、そこから外れた仕事には不満をもちやすくなるわけで。

仕事なんて、人生を楽しくする手段のひとつに過ぎませんからね。
もちろん、仕事は1日の大半を占めるので楽しいに越したことはないですが。

グルメが大好きな人だったら、「仕事自体はクソだけど、出張が多い仕事で、出張先でおいしいもの食べれるから続いてる」みたいなことがあるわけじゃないですか。
これで全然いいと思うんですよ。
よくないところよりも、好きなところをクローズアップすれば、いいんじゃないですかね。

確かに、そういう考え方は大事ですね!
「生きづらい…」となったときこそ、仕事なんて「人生の一部」だと思える気持ちの余裕というか、余白を持っておくといいかもしれませんね。
最後の最後は、やっぱりリアル。リアルのつながりは、ネットの何倍もの重みが

でね、つらくなったら、と言うか、つらくなる前に、かもしれませんが、やっぱり「リアルのつながり」だと思うんですよ。
ブログを書いてて言うのもあれですが、ネットは見たいものしか見せてくれないし、聞きたいものしか聞かせてくれないんですよね。
断片的な情報で溢れていて、全部見るなんてできませんから、自然とみんな見たいものを選んで見に行く。
だから、生で話を聞けば気づくはずのことにも今の人は気づくチャンスがないんですよ。
会って話す、話を聞く。
今日は初めて知ったことばかりでしたし、話すこと自体での発見もありました。

ホントそれです。
ブログだと、5,500字を超えると急に「長ぇよ」というブクマが多くなります。
でも、高々5,500字ですよ?
こうして会って話したら、たった1~2時間でそんな記事10本とか20本になるような情報量なわけで。
今なんて3人ですから、そりゃあすごい情報量ですよね。
3人の経験や考え方が溢れてるんですよ、この空間に。

あれ?今日はめんおうさんの相談でしたっけ?「生きづらい」と感じたときにどうすればいいのか、と。
やっぱりリアルでのつながりですよ。
もっと目の前の人や、できごとに関心をもつのがいいと思います。
もっと互いに頼り合っていいと思うんです。

ブロガーらしからぬ答えになりましたね笑
でも、私もそういうことだと思います。
まとめ
ここ数年、「生きづらさ」という言葉を目にするようになりました。
フミコフミオさんが言った「ネットでは、見たいものしか見えない」という言葉が本当なら、もしかしたら、わたしの心理が「生きづらい」という状況だったのかもしれません。
「隣の芝が青く見える」と言いますが、いつだってそうです。
転職も独立も経験がありますが、どの仕事をしていても、人を見ては自分と比べてしまうところがありました。フミコフミオさんと、らくからちゃさんを見て「キラキラして見える」と言いましたが、半分以上本音ですw
しかし、対談を通して「実際の仕事、暮らしはそうでもない」ということがわかりました(変な意味ではなく)。それぞれ腹の立つこともあるし、悔しいこともある。御二方とも、自分なりに解決していらっしゃいました。
「生きづらい」と感じたとき、ぼくらはどうすればいいのか?
答えは2つです。
-
- 自分の中にある「生きづらさ」の正体を見つけること
-
- 普段からリアルな人とのつながりを大切にして、もっと頼ること
なんだかんだで毎日が忙しく、リアルよりもネットという今だからこそ、「生きづらさ」の正体を見つけるために自分と向き合う時間を作り、そして、人にもっと頼ってみてはいかがでしょうか。
仕事は、生きがいになります。
これは間違いありません。
しかし、仕事はどこまでいっても仕事でしかなく、人生の一部に過ぎません。
フミコフミオさんのように、42歳で会社を辞めてアルバイトになり、その後もう一度就職するのもありでしょう。
らくからちゃさんのように、魂を削って仕事のうっぷんをブログで晴らすのもありでしょう。
それではお聞きします。
あなたは今、「生きづらさ」を抱えていますか?
その「生きづらさ」の正体は何ですか?
だれに頼りますか?

めんおう
専業ライター目指して闘うパラレルワーカー/目標は「書くこと」で月30万円/ライター初月案件等10万円獲得!/はてな読者さん2000人超/モットーは、人生、明るく、楽しく、軽やかに。
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