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せやろがいおじさんと「ドローン沖縄」がドローンの魅力を教えようやないか!

この映像どうやって撮ったの!?

テレビ番組、YouTube動画を見ていると、ダイナミックな上空からの映像を目にすることもあります。こうした空撮映像を撮影できるのが「ドローン」と呼ばれる小型の遠隔操縦飛行機です。

現在は本格的な撮影用ドローンのみならず、カジュアルに遊べる小型のトイドローンなどもあり、幅広いラインナップからドローンを選べるようになっています。機種によってはWi-Fiを使ってスマホと接続でき、リアルタイムにドローン目線の空撮映像を確認することも。ダイナミックな映像に魅了されて、自分でもドローンを飛ばしてみたい!というニーズも増えています。

では、こうしたドローンの魅力や利点を今、最も活用している人は誰なのでしょうか?

この人しかいない!

ドローン撮影による映像表現のトップランナーにインタビューすればええんとちゃうか? というわけで、「せやろがいおじさん」とその空撮を担当している「ドローン沖縄」のタッグにインタビュー行ないました。

せやろがいおじさん とは?

せやろがいおじさん(本名:榎森耕助ーえもりこうすけ)
オリジンコーポレーション所属。沖縄で活動しているお笑い芸人コンビ「リップサービス」のツッコミ担当。社会情勢やトレンドニュースも自分の意見でズバッと切りつつも、建設的な提案するYouTube動画が人気を博している。チャンネル登録者数は8.2万人。

Twitter:せやろがいおじさんA.K.A えもやん
YouTube:ワラしがみ

ドローン沖縄 とは?

ドローン沖縄 代表:西口晋一

沖縄を拠点として活動しているドローン空撮サービス会社。テレビ局・映像会社の映像撮影や、観光企業・一般企業からの映像撮影など、ドローンを使って雄大な沖縄の魅力を多くのメディアと人々へ伝えている。
Web:ドローン沖縄

せやろがいおじさんとドローンとの出会いはこんなんや!

−−まず、せやろがいおじさんがドローンを使おうと思ったのは、なぜでしょう?

せやろがいおじさん:もともとドローンというものがあるというのは知っていたのですが、撮影に使おうと思ったのは「せやろがいおじさん」というキャラクターを始める前のYouTubeを始める段階です。その時一緒にやっているスタッフから、「もしドローンを使った画作りがしたいなら、いい人が居るよ」という流れで「ドローン沖縄」の西口さんを紹介してもらったんです。

−−そこからせやろがいおじさんのドローン撮影が始まった?

せやろがいおじさん:いえ、実は正直1年くらいは頭の片隅でタイミングを探っているような状況だったんです。でも、海辺で叫ぶって映像を作るとなった時に「せっかくだったらドローンあればめっちゃキレイなの撮れるんちゃう?」と思って、紹介から1年ぶりぐらいに西口さんにお願いした感じですね。

−−そのお話を聞いてドローンカメラマンとして、西口さんはどう思ったのでしょう?

西口さん:簡単な詳細を聞いた時にもう、面白そうだな!と飛びつきましたね。なんとなくどんな映像を撮るのかというのがイメージがすぐ湧きましたし、沖縄の良いところである海の撮影というのはすごく映えるので、自分のドローンを使えば、まさに迫力のある映像になるだろうなと思いました。

撮影に使っている機材とドローンはこれや!

−−撮影の時は何台くらいカメラを用意しているんですか?

せやろがいおじさん:iPhone1台、ドローン1台だけです。

−−えっ!? 嘘ですよね?

西口さん:本当です。傍から見ると、ものすごい少人数でしかも機材少なくてやってるんだ。という印象を持たれるかと思います。

せやろがいおじさん:最近はスタビライザーも導入したんですけど、それまではずっと手持ちでしたし、iPhoneの性能の高さに救われている感じですね。一回ジョブズに墓参りせなあかんなって思います。

−−ドローンは西口さん所有のものですよね。どんなドローンを利用しているのでしょうか?

西口さん:私が使っているのは、中国のDJI社製の「Phantom 4」というものです。飛行時のコントロールは8km程度まで届く機種ですが、送信機にスマホを接続しているので、およそ5km前後がモニターできる限界ですね。

−−そんなに遠くまでスマホで見られるんですか! では、せやろがいおじさんの撮影をしている時も遠くに居るのでしょうか?

西口さん:いえ、安全性の面から見ても、目視できないと危険なので近くには居るんです。でも、ドローンにはすごい広角のレンズが付いているので、50mほど離れていても写り込んでしまうんです。そこで、いつも近くで岩陰に隠れています。実は、せやろがいおじさんの映像をよーく観ると、岩陰に隠れている姿が見えるときもあります(笑)。

せやろがいおじさん:いつもすごく縮こまって、うまーく隠れていますよね!

−−ウォーリーを探せならぬ、西口さんを探せですね(これを読んだ方は、ぜひYouTubeで探してみましょう!)

せやろがいおじさん:あと、見た方からは「ドローンってあんなに離れていても音拾うの?」と聞かれることもありますけど、ドローン自体の飛行音もあるので、あのシーンの音は別撮りで、口パクに後で声を合わせているんです。最後の引いたカットは速度調整もしています。動画の編集もMacBook Proを使って僕がやっているんです。

ドローンの魅力や、有効なシーンはどこなん?

−−西口さんはドローンのどこが好きですか?

西口さん:やっぱり綺麗な景色を撮れるところですかね。あと形が形なのでなんとなく生き物っぽくって愛着も湧きます。みんな言いますけど、生き物みたいって。特に私は手から離して手に戻しているので鷹を扱っているみたいって言われますね。ただ、ドローンの映像というのはロケハンしにくいんですよね。飛ばしてみないと実際の空からの視点はわかりません。

私の場合は沖縄を中心に3年くらい飛ばしているので、土地の形状や海の色、海岸沿いの雰囲気などを見てなんとなくこういう角度で飛ばせば綺麗に撮れるんじゃないか。というイメージを持って撮影しています。構図作りは経験を積むに当たって向上してきたように思えますね。

−−せやろがいおじさんはドローン沖縄さん(西口さん)にオファーして、出来上がったものを見たときどう思いました?

せやろがいおじさん:いや、びっくりしましたよ! 一緒に撮影していたカメラマンと一緒に「これはすげーな!」と盛り上がって、それを聞いた西口さんが「そうだろう?」とニヤニヤしてるんですよね(笑)。

−−嬉しかった?

西口さん:もちろん(笑)。他の仕事でもそうですが、やっぱりクライアントさんの反応が一番嬉しいですね。テレビとかでドローンの映像が度々見られるようになって、年々そうした反応も減ってきてはいますけどね。とはいえ、今でもリアクションが大きい方も多いので、そういう方の喜んでいる表情とか声を聞くとやっぱり嬉しいですね。

−−ドローンはどんな活用をすると楽しめますか?

西口さん:楽しむとなると私がやっているように、綺麗な景色を撮って編集して動画に仕上げるというのは人気がありますよね。また、私はやっていないのですが、ドローンレースなども注目されています。

もちろん、趣味的な用途以外にもドローンには建設中の建物の点検や農業での農薬散布など、さまざまな用途があるんです。そうして多方面で、活躍の場と楽しみがあるものだと思います。

−−ドローンは年々性能や注目度も上がっていると思いますが、西口さんから見て最近のドローンはどう変化しているのでしょうか?

西口さん:スペックはどんどん進化していますが、お手軽さや大衆受けするドローンを作ろうとしている感じは受けますね。

−−確かに、自分のスマホからドローンの映像が見られるというのもすごいですよね。

西口さん:そうですね。DJIの場合は専用アプリをインストールして送信機と繋げるんです。そして送信機がドローンと2.4GHz帯の電波で繋がっていて、送信機からスマホがWi-Fiや有線で繋がっています。私の場合はラグが少ない有線で繋いでいます。

これから始める人はどんなドローンを選べばええん?

−−これを読んだ読者がドローンを始めたい!となったときに、どんなドローンを選べばいいのでしょうか? 現在のドローンのトレンドを教えてください!

西口さん:私が使っているDJI社はドローンでも70%ぐらいのシェアがある大きなところなのですが、画質と共にメーカーは今コンパクトさも重視しています。私の「Phantom 4」というのは中間の小ささのもので、それよりも小さいものとしては「Mavic」や「Spark」、さらに小さい「Tello」というものもあります。


■参考:DJI-Mavic

もし自分今使ってるPhantomを使わないとすれば、「Mavic」ですね。サイズ的には折りたたむとペットボトルくらいのサイズになるので、ポーチがあれば持っていけて携帯性が良いんです。


■参考:DJI-Tello

200g未満(国土交通省:無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール)基準というのであれば、「Tello」ですね。これは本当に小さいので、比較的ロケーションに左右されず飛ばせるドローンです。その代り、画質が悪いのと小ささ故に風にも煽られてしまうので、その点は注意が必要です。「Mavic」クラスになると、多少風があってもホバリングなどは安定しますね。

−−価格的にはどのくらいから始められるものなのですか?

西口さん:Mavicだとすると、104,000円から(Mavic Air)ですね。安いものではないので趣味とすると、それなりに楽しみ尽くすぞという覚悟も必要かもしれません。

ドローンを使った撮影で気をつける点はどこなん?

−−ドローンを使った撮影で、気をつけるところはどこなのでしょう?

せやろがいおじさん:僕は注意点とか危険性とかは西口さんが指摘してくれるだろうなと思って任せてしまってるところあるんですけど、広いところまで映り込むので、これ写り込んでええもんやろか? みたいな事は気をつけています。

−−ドローンの場合は規制もあるので、飛ばせる場所を熟知しておくというのも大事ですよね。

せやろがいおじさん:そうですね、沖縄の場合は米軍基地もあるので、基地の問題で飛ばせない場所もあります。西口さんに「ここどうでしょう?」と提案しても、飛行機が飛んだり基地関係で難しいねとなって、場所の再検討も結構あるので、その辺も含めて基地問題が早く解決してくれるといいなと思いますね。

西口さん:撮影側からすると、第一は安全性ですね。第三者に当てたり物にぶつけて破損させたりしないことが一番大事です。あとは地上と上空とでは風向きや風速も変わってくるので、その点も留意すると良いと思います。また、ドローンを飛ばす場合の許可って、基本的に国土交通省を通すのですが、それが許可が必要の無いところだったりすると、「安全性だけを考えて貰えれば大丈夫ですので」と言っていただいたりもするんですよね。

なのでとにかく事故に気をつけること。海に落ちたりしても、海を汚してしまうことになるので、そのあたりもイメージしながら飛ばすことが大切なのだと思います。

−−ドローンを飛ばす前って練習したほうが良いのでしょうか?

西口さん:そうですね。事前に人が居ない場所ですとか、風の無い体育館などを借りて、予習しておくというのが一番良いのではないかなと思います。

ドローンや最新ガジェットを使った映像提案は今後増えるんとちゃう?

−−ドローンを活用して自分でコンテンツを発信している芸人さん。となると、現在せやろがいおじさんだけかと思うのですが、今後こうした映像のインパクトを強めたコンテンツの出し方は増えていくと思いますか?

せやろがいおじさん:今後色々な機材が出てくると思うんですよね。僕がやっている動画の出し方って「物申す系」なのですが、多分同ジャンルって山程ある中で、ドローンや沖縄の景色といった最新の技術と、ロケーション的な工夫を組み合わせるだけで、物申す系が全く違ったように見えるという効果があると思うんです。

なので、既存のコンテンツでも、多分ドローンを加えるとか、今度出てくる新しいガジェットの機能を使って作るとかだけで全く違った見せ方ができると思うので、そこは今後そういう人が出てきてもおかしくないと思いますし、できればそこはまた僕が取っていきたいなと思ってますね!

唯一無二な映像を。ドローンがあると表現力が変わる!

ドローンというダイナミックな表現力を使うことで、既存のコンテンツも新たな勢いを得られる。せやろがいおじさんとドローン沖縄のタッグはそれを体現しているようにも思えます。

そして、彼らだけではありません。今やドローンを使えば、そしてスマホがあれば。私たちも新しい視点で世界を楽しむことができるのです。

ドローンを飛行させるには、さまざまな注意事項や飛行ルールに沿った申請も必要になるケースもありますが、このダイナミックな映像はドローンでしか味わえない唯一無二なもの。みなさんもこの新たな視線、ドローンという表現力を手に入れてみませんか?

※ドローンは航空法や民法、条例などにより飛行可能な場所が限られており、場所によっては飛行申請手続なども必要になります。詳しくは以下サイトを参考に、飛行の可否を確認してください。

・国土交通省 無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール
http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html

・国道交通省 無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の安全な飛行に向けて!
https://www.mlit.go.jp/common/001110369.pdf

・DJI 安全飛行フライトマップ
https://www.dji.com/jp/flysafe/geo-map

小暮ひさのり

PC誌やWEB媒体を中心にデジタルアイテムのトレンドを追いつつ、趣味の農業を楽しんでいる「電農派」テクニカルライター。特技はお掃除。特に水回り系のお掃除が得意。

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