
WiMAXの機種ごとに設定されている最高速度は、あくまでも理論値です。
通信環境によっても速度は左右されますので、理論上の最高通信速度に近い高速通信ができることもありますが、通信速度が遅すぎて画面表示に時間がかかりすぎてしまうこともあります。
そんなときに役立つのが「スピードテスト」です。
スピードテストを行うことで、現在の上り速度や下り速度、ping値を確認できるため、WiMAXの速度改善を行う上で役立ちます。
また、WiMAXでは2019年1月25日に最大通信速度1.2Gbpsの最新機種「W06」を発売しました。
利用しているWiMAX端末が古すぎる場合、性能の問題で通信速度が上がらない可能性もあるため、乗り換えがおすすめですよ。
今回は、PC、スマホ・タブレットごとにオススメのスピードテストサイト(アプリ)や、回線速度が低下する原因、回線速度低下の改善方法をご紹介します!
(目次)この記事でわかること
WiMAXのスピードテストにオススメです!スピードテストページ一覧
まずはじめに、WiMAXのスピードテストにオススメのサイトをご紹介します!
いずれも無料で利用できるものばかりですので、気軽に試してみましょう。
PCから速度測定をする場合のオススメページ
パソコンでWiMAXのWi-Fiを使うときには、次の通信速度測定サイトからスピードテストをしてみてください。
外出先でWiMAXを利用してパソコンに触れる機会が多い人は、スピードテストを使って快適な通信場所を見つけてくださいね。
Speedtest
世界中どこでも利用できるスピードテストが、Speedtestです。
日本でも多くの人から愛用されており、デザインもスタイリッシュで使い方もシンプルです。
すべての表示が英語表記ですが、中心の「Go」を押すだけでPing、下り速度(DOWNLOAD)、上り速度(UPLOAD)を確認できます。
また、<ボタン一つで測定結果をFacebookやTwitterなどのSNSでシェアできる点も、人気の理由の一つです。
USEN
USENが提供しているスピードテストは、WiMAXなどのモバイルWi-Fiルーターだけでなく、フレッツ光等の有線接続にも利用できるスピードテストサイトです。
無線接続と有線接続のインターネット速度を同時に計測することができますので、どちらも利用している人や速度を比較したい人にも適しています。
ラピッドネット
ラピッドネットは、その名のとおり素早く速度測定ができるスピードテストサイトです。
「測定開始」のボタンを押すだけで簡単に速度がチェックできますので、スピードテストを利用したことがない人にもオススメです!
スマホやタブレットで速度測定をする際のオススメアプリ
WiMAXでスマートフォンやタブレットを利用する人は、ブラウザからも測定こそ可能ですが、速度測定ができるアプリで通信環境をチェックする方法がオススメです。
以下に紹介するアプリは、いずれもAndroid専用アプリとiOS専用アプリがあります。
Speedtest.net
<Google Playからのダウンロードはコチラ>
<apple storeからのダウンロードはコチラ>
「テスト開始」のボタンをタップするだけで即座に通信速度を測定するSpeedtest.net。
名前は英語ですが、アプリ版ではすべて日本語表記ですので、英語が苦手な人にもオススメです!
また、過去の測定記録も確認できますので、場所ごとに異なる通信速度も一目で把握できるほか、SNSにもボタン一つで測定結果をシェア可能ですので、多くの人から愛用されています。
RBB TODAY SPEED TEST
<Google Playからのダウンロードはコチラ>
<apple storeからのダウンロードはコチラ>
RBB TODAY SPEED TESTは、「条件確認」のボタンで回線種別や回線種類を細かく選択できます。
使い方もシンプルですので、簡単かつ詳細に速度チェックを行いたい人には適したアプリです。
また、測定した記録の平均値を出すこともできますので、測定した場所が平均よりも快適な通信環境なのかどうか簡単に調べることができます。
スピードテストでチェックしたい項目
スピードテストを起動させると、さまざまな数値が表示されます。
「とりあえず下り速度だけを見る」という人も多いのですが、より詳しく通信環境を知るためには上り速度やPING値も把握しておかなくてはいけません。
上り速度はアップロードの速度を指す
上り速度は、簡単にいえば「アップロードの速度」です。
動画や写真を送信する機会が多い人は、上り速度もかならずチェックして、アップロードに最適な環境を見つけてください。
下り速度はダウンロードの速度を指す
下り速度は「ダウンロードの速度」です。
サイトや動画をスムーズに閲覧するには、やはり下り速度が速くなくては難しいですし、ファイルやアプリをダウンロードするときも、下り速度の速さがものを言います。
下り速度の違いによる使い心地の目安を表にしましたので、ご覧ください。
添付画像の多いサイトは、読み込みに時間がかかる。 |
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添付動画の多いサイトは、読み込みに時間がかかる。 |
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容量の大きなページもストレスを感じずに開くことができる。 |
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PING値はサーバーからの応答速度を指す
PING値とは、サーバーからの応答速度を示しています。(PING速度やPING応答速度とも呼ばれます)
PING値が低い(速い)ほどサーバーとのやり取りがスムーズです。
何度もサーバーとやり取りをするオンラインゲームを頻繁に行う人は、速度調査の際に上り速度と下り速度だけでなくPING値もかならずチェックし、PING値が高い場合はWiMAXを有線接続にするなど、PING値を下げるよう工夫しましょう。
WiMAXの速度が低下する原因
「以前はWiMAXで快適な通信が楽しめたのに、最近、なんとなく速度が遅くなっているような気がする」という人は、もしかしたら、何らかの理由によって速度が遅くなっている可能性があります。
以下の理由に該当していないかチェックしてみてください。
- 速度制限にひっかかっている
(1ヶ月単位の長期速度制限だけでなく、3日間で10GBの通信量をこえると短期通信制限もあるので要注意!) - WiMAX2+回線ではなく下り最大速度13.3MbpsのWiMAX回線を利用している
- 周りに高い建物があり、電波がさえぎられる
- エリア内でも基地局との位置関係が悪い
- 周囲に他のWi-Fiルーターを置いている
- WiMAXと接続機器の近くに障害物がある
- WiMAXで利用しているインターネット機器自体が古く、性能が劣る。
WiMAXの機種が古い場合は端末の機種変更をしよう!
WiMAXは機種によって最大通信速度が異なります。
まずは以下の「通信速度比較表」を参考に、お使いのWiMAX機種の最大通信速度を確認してみてください。
なお、上記の表のうち最新機種は、W06となっています。
速度が遅い機種の場合は乗り換えを検討
古い端末を契約していて通信速度が遅い場合は、最大通信速度が速い、新しい機種への乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?
端末の乗り換え方法には、次の2つの方法があります。
- 現在契約中のWiMAXプロバイダに連絡して、機種変更を依頼する
- WiMAXプロバイダを乗り換えて、乗り換え先で最新端末を契約する
筆者のオススメは、②のWiMAXプロバイダを乗り換えて、乗り換え先で最新端末を契約する方法です。
WiMAXはたいていが25か月以上の契約で割引額が下がり、だんだん月額料金が高くなる傾向にあります。
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■ギガ放題プランの「最安級プラン」の場合
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■3年契約の場合
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そのため、今のWiMAXを2~3年お使いの場合は、乗り換えた方が月額料金が安くなりますし、最新端末を契約できて通信速度の改善も期待できますよ!
また、BroadWiMAXであれば、他のWiMAXから乗り換える際に発生した違約金をキャッシュバックしてくれる、違約金負担キャンペーンを実施しています!
さらに、最新機種を含む端末代が無料になるキャンペーンや、初期費用の割引キャンペーン・安心保障制度など、乗り換えにかかる費用を大幅に抑えられるのもうれしいポイントですよ!
詳しくは下記の記事や、BroadWiMAXの公式サイトをチェックしてみてくださいね。
WiMAXの速度を改善する方法は?
スピードテストで速度の遅さが判明したときは、WiMAXの乗り換えを検討する前に次の2つのことを試してみてください。
- WiMAX機器を窓側に置く
- WiMAXとインターネット機器を有線接続してみる
速度改善方法については、次の記事で詳しく解説しています。併せて参考にしてくださいね!
まとめ
スピードテストサイトやアプリを利用してこまめに速度計測行うことで、WiMAXの最適な環境を調べることができます。
アップロードに必要な上り速度、ダウンロードに必要な下り速度、サーバーとの応答速度であるPING値の3点をスピードテストでチェックして、速度改善に役立ててくださいね。
また、WiMAXの速度が低下する原因に、WiMAXの機種が古いという理由も考えられます。
機種が古い場合は機種変更や乗り換えを行い、WiMAXで快適にインターネットを利用できるようにしましょう!