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【徹底】WiMAXレビュー!W06を使い込んで分かった5つの真実は?

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WiMAX レビュー

WiMAXは速度は速いけど、すぐ圏外になる
サービスが複雑で、よくわからない

WiMAXと言えば「速い」と言われる一方で、よくない口コミも耳にします。本当のところ、どうなのでしょうか。

この記事では、口コミがわかれている以下の5つのポイントについて、ギガ放題プランのWiMAX(W06)を使い込み、徹底的にリサーチしました。

公式サイトや口コミからではわからない「実際のところ」を具体的にレビューしていきます。

この記事を読めば、「WiMAXが実際どうなのか」がわかります。

どんな方におすすめで、どんな方にはおすすめでないかまで解説しているので、プロバイダー選びに迷わずに済みますよ!

那比光太(なびこうた)
こうた

今回は主夫ライター「めんおう」さんに端末を貸出して、実際にレビューしてもらったよ!

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めんおう

徹底的にレビューさせていただきます!よろしくお願いします!

※2022年5月時点の情報です

この記事でわかること

そもそもWiMAXとは

WiMAXレビュー(そもそもWiMAXとは?)

まずは、WiMAXについて簡単に説明します。

WiMAXとは、UQコミュニケーションズが提供するWiMAX2+回線と、au4GLTE(auの携帯回線)を利用できるモバイルWiFiルーター・サービスのことです。

またUQコミュニケーションズは、UQ WiMAXというサービスを提供していますが、ほかにも様々なプロバイダに卸売りされており、各社が独自サービスとして展開しています。

いずれも、UQコミュニケーションズが提供しているWiMAX2+を使うので、速度、対応エリアは同じですし、ルーターも同じ選択肢が用意されていますよ。

今回レビューするWiMAXのプラン「ギガ放題」、ルーター「W06」を解説

WiMAX2+ ギガ放題プラン出典:UQWiMAX公式サイト

今回は、プランは「ギガ放題」、ルーターは「W06」を使い込んでレビューしました。ここでは、ギガ放題、W06について改めて説明します。

めんおう様プロフィール画像修正版
めんおう

「もう知ってる」という方は読み飛ばしていただいて大丈夫です!

プラン名 ギガ放題プラン
料金 月額4,268円
2年更新あり※1
WiMAX2+通信量 制限なし※2
LTE通信量 月7GB※3
契約期間 2年

※1:プロバイダにより料金が異なる。(別途事務手数料がかかる)
※2:3日間で10GBを超えると通信制限がかかる。(記事で詳しく解説しています)
※3:UQWiMAXは有料(月1,105円)。GMOとくとくBBなど、UQWiMAX以外のプロバイダーは無料。

こちらは本家、UQWiMAXのギガ放題プランの内容です。

UQWiMAXでは、他のプロバイダーの「ライトプラン」(通信量を少なくしつつ、月額も抑える)のようなプランはなく、ギガ放題が基本です。

料金、契約期間については、「【プロバイダー比較】契約期間とLTEの使い方で決めよう」で解説しています。

WiMAX2+は使い放題、LTEは月に7GBまでとなっていますが、通常は以下のような使い方になるでしょう。

  • 主にWiMAX2+を使う
  • WiMAX2+が圏外になるときに、LTEを使う

対応エリアが狭い」というWiMAX2+の弱点を補うため、月7GB限定で広いエリアをカバーできるLTEを使えるように設計されているからです。

LTEは「au 4G LTE」(auスマホで使っている回線)を使うので、速く、対応エリアは広く、安定しています

W06は、最大558Mbps~1.2Gbpsの高速モバイルWi-Fiルーター!

broadwimax公式(W06)の解説
出典:Broad WiMAX公式

機種 WX06 W06 WX05
WX06の画像 W06の画像 WX05の画像
発売日 2020年1月30日 2019年1月25日 2018年11月1日
下り最大※1 440Mbps 558Mbps~1.2Gbps 440Mbps
上り最大 75Mbps
通信回線 WiMAX2+、LTE
バッテリー※2 約11.5時間 約9時間 約11.5時間
サイズ 約111×62×13.3mm 約128×64×11.9mm 約111×62×13.3mm
重さ 約127g 約125g 約128g

※1:地域により、下り最大速度は110Mbpsまで落ちます。
※2:WiMAX2+での連続通信時間は、モードや利用状況によってバッテリーのもちが変わります。

W06は、ダウンロードが最大1.2Gbpsと圧倒的に速いスペックがあるのが特徴です。

それ以外ではバッテリーの時間がやや短いですが、これは、利用状況によって大きく変わるのでそこまで気にしなくて大丈夫でしょう。

※なお、2018年1月に発売されたW05の申し込みは終了しています

WiMAXは都市部を中心にして動画などをサクサク楽しみたい人におすすめ!

レビューに入る前に、結論から説明します。

実は今回、他社のルーターとも比べるため、どんなときもWiFi、ネクストモバイルも速度を測定しました。

その結果「WiMAXは都市部を中心としたエリアで、動画、ゲームなどのコンテンツをサクサク楽しみたい人」におすすめだとわかりました。

インターネット速度、通信量の目安
    • 速度
      • YouTube動画(標準設定:360p)
      • オンラインゲーム(スマホ)

⇒ 下り5Mbpsあれば快適

    • 通信量
      • YouTube動画(標準設定:360p)
      • 1時間スマホで視聴

⇒ 0.15GB消費

※実際に計測しました

他の2社と比べたメリットとデメリットは以下の通りです。

  • メリット
    対応エリア内の各所において、速度が最も速かった。
  • デメリット
    対応エリアが狭く、他社ルーターが使える地域で使えないという状況があった。

気になるのは「対応エリアが狭い」ですね。

ただし、公式サイトで示されているエリア内なら快適な速度が出ました。

すぐ圏外になる」という口コミは、対応エリアをよく確認していないのかもしれませんね。

なお、「通信速度よりも対応エリアが広い方がいい」という方には、安さならネクストモバイル、対応エリアならau、ドコモ、ソフトバンクの回線が使えるどんなときもWiFiの方がおすすめです。

またこれら2機種には、WiMAXにある3日間で10GB以上使用すると通信制限が来るということもありません。

それでは、WiMAX2+(W06)徹底的にレビューしていきます!

自宅だけじゃない!空港から山奥までの実測に行きました!

WiMAXに関しては、よくこんな口コミを見かけます。

速い。でも、圏外になりやすい」という口コミです。

公式サイトでは、WiMAX2+が確実につながる街のスポットが紹介されています。

WiMAXが利用可能な場所
出典:UQ WiMAX公式

また、対応エリアも詳しく確認できます。

WiMAXのエリア出典:UQ WiMAX公式

ホントに圏外が多いのか、速度はどのくらい出るのかについて、地下鉄、都心部、空港、山間部などを巡り、自宅では各時間帯での速度をリサーチしました。

【速度測定レビュー】実測地の平均は20.1Mbps!「WiMAX2+」は本当に速かった!

通信速度レビューのまとめ
  • WiMAXは、他ルーターと比べて最速
  • WiMAXなら、1日通して動画視聴、動画投稿(アプリダウンロードも)とも快適にできる
  • ルーターを使わない場合、昼、夜などの混み合う時間帯は快適ではない(特に動画視聴、ゲームアプリの使用など)

WiMAX2+の平均速度は20.1Mbps(下り)で、3社(WiMAX、どんなときもWi-Fi、ネクストモバイル)のうちでは最速でした。

公式サイトで「利用可能」とされているスポットで実測しました。

スポット 新宿アルタ
12:40
新宿地下街
13:00
東京大学
14:00
羽田空港
15:30
高田の馬場駅
17:00
WiMAX測定(新宿アルタ前) WiMAX測定(新宿地下街) WiMAX測定(東京大学) WiMAX測定(羽田空港) WiMAX測定(高田の馬場駅)
ダウンロード 13.3Mbps
(0.8Mbps)
19.8Mbps
(2.5Mbps)
38.6Mbps
(32.4Mbps)
19.2Mbps
(5.8Mbps)
9.7Mbps
(1.2Mbps)
アップロード 8.9Mbps
(12.0Mbps)
16.8Mbps
(31.3Mbps)
17.8Mbps
(32.7Mbps)
16.7Mbps
(3.2Mbps)
4.8Mbps
(1.7Mbps)
Ping値 43ms
(53ms)
43ms
(51ms)
47ms
(34ms)
42ms
(63ms)
82ms
(61ms)

( )はルーターなし、格安スマホでの通信速度
※:PINGとは、サーバー間で行われる情報伝達にかかる時間で、オンラインゲームなどに影響します(低いほど優れる)

WiMAX2+の平均値は、このようになりました。

  • ダウンロード:20.1Mbps
  • アップロード:13.0Mbps
  • Ping値:21.4ms

スマホよりも数値がいいのはもちろんですが、他の2社と比べても速度が速く、安定しています。

また、自宅(東京郊外)でも時間帯ごとに測定しました。

08:00 12:00 18:00 21:00 24:00
ダウンロード 19.9Mbps
(2.3Mbps)
25.6Mbps
(5.4Mbps)
32.7Mbps
(2.1Mbps)
33.4Mbps
(7.5Mbps)
9.7Mbps
(1.2Mbps)
アップロード 15.4Mbps
(10.3Mbps)
3.2Mbps
(8.2Mbps)
2.5Mbps
(10.0Mbps)
3.6Mbps
(8.9Mbps)
4.8Mbps
(1.7Mbps)
Ping値 42ms
(49ms)
49ms
(65ms)
38ms
(73ms)
46ms
(69ms)
82ms
(61ms)

※( )はルーターなし、格安スマホでの通信速度

WiMAX2+の平均値は、

  • ダウンロード:24.3Mbps
  • アップロード:5.9Mbps
  • PING:51.4ms

という結果でした。

でも自宅でもこれだけの速度が出ており、動画視聴、投稿ともスムーズにできました。
また、1日通してゲームアプリもスムーズに動くことが確認できました。

WiMAX測定(荒野行動)
動きの速い荒野行動も快適にプレイ!

WiMAX測定(パズドラ)
アプリのダウンロードも1分かからず完了!

ルーターを使わなかった場合では、特に通信の混み合う昼、夜のゲームのプレイは厳しかったです。

動画は途中で止まることが多く、ゲームは動作がカクカクしてプレイできませんでした。

【通信制限レビュー】WiMAX2+は3日で10GB、LTEは1ヶ月7GBの通信制限に注意!

通信制限レビューのまとめ
  • 通信制限のかかり方は3パターンある
  • 通信制限がかかると、速度は1.0Mbpsになる
  • 特に、LTEの通信制限に注意
  • LTEを1ヶ月7GB超えると、月末までWiMAX2+もLTEも制限がかかる

「使い放題」と謳っているギガ放題プランにも、通信制限があります。

通信制限のルールが複雑でわかりにくいので、詳しく解説していきます。

通信制限は3パターン!速度は最大1Mbpsに…

通信制限に関するルールを、整理しました。

通信制限のかかる条件 通信制限後の速度 通信制限のかかる時期
直近3日間でWiMAX2+を10GB以上 概ね1Mbps
WiMAX2+のみ
超えた日の翌日の18時~翌2時
直近3日間でWiMAX2+とLTEの合計が10GB以上 概ね1Mbps
WiMAX2+のみ
超えた日の翌日の18時~翌2時
1ヶ月でLTEを7GB以上 概ね1Mbps
WiMAX2+とLTE
超えた日の翌日の18時~月末

特にLTE関連の通信制限が複雑ですね。

LTEについては

  • LTE単独で1ヶ月7GBを超えると、それ以降、WiMAX2+もLTEも通信制限を受ける
  • しかも、翌月になるまで制限(WiMAX2+もLTEも)が継続される

となるので気を付けてください。

なお、直近3日間において、WiMAX2+単独で10GBを超えた場合と、WiMAX2+とLTEの合計が10GBを超えた場合は、超えた日の翌日の18時~翌2時の時間帯、WiMAX2+のみが制限を受けます。

繰り返しになりますが、WiMAXは通信制限が複雑です。LTEを7GB超えると、WiMAX2+もLTEも月末まで制限を受けるので、特に注意してください。

以下、実際どうだったのかについて解説していきます。

直近3日間でWiMAX2+を10GB以上使った場合

直近の3日間にWiMAX2+を10GB使った場合、

  • 超えた日の翌日の18時から翌2時まで通信制限がかかる(翌6時頃までのこともある)
  • 通信制限後の速度は概ね1Mbps

とされています。

以下、実際にかかった通信制限のまとめです。

10GBを超えた時期 1月23日14時
通信制限を受けた時期 1月24日18時~1月25日2時
通信制限後の速度 1.0Mbps(WiMAX2+)

WiMAX測定(10GB)

※10GBを超えても、翌日の18時までは20Mbps程度の速度で快適でした

実際に、公式サイトに示されているルールの通りでした。

制限を受けた後の速度も、1.0Mbpsちょうどでした。

YouTube動画も、画質を360pまで落とせば、快適に見ることができたのは驚きでした。

通信制限が解除されてからは、元の速度に戻ります。

ただし、制限解除後、通信容量がクリアになるのは直近3日間のうち、最初の1日目に使った分だけだということに気を付けてください。

WiMAXレビュー(3日間10GB)

この図のように、通信制限後は1日分ずつ容量がクリアになっていくので、制限が解除されたからと言って大容量通信をするとまた10GBを超えてしまうので気をつけましょう。
※制限を受けいない場合も同様に、4日目には直近3日のうち1日目に使用した分がクリアされます

WiMAXレビュー(通信制限解除)

右は通信制限が解除されてからの写真です。使用データ量の表示は直近3日間の内1日分(3.22GB)だけがクリアされています。

1ヶ月でLTEを7GB以上使った場合

LTEは

  • 直近3日間に関わらず、1ヶ月のLTE合計が7GBを超えた場合に通信制限
  • この通信制限はWiMAX2+にもLTEにも月末までかかる

となっています。

以下、実際の通信制限のまとめです。

7GBを超えた時期 1月27日14時
通信制限を受けた時期 1月28日18時~月末
通信制限の速度 1.0Mbps(WiMAX2+、LTEとも)

こちらも公式サイトで示されている通りでした。
この通信制限は、月末までWiMAX2+の速度も回復しないので、気をつけましょう。

通信制限が怖い?でも3日で10GBはかなり余裕があるぞ!

ただ、使ってみて思ったのは「3日で10GBは、普通の使い方ならかなり余裕がある」ということでした。

これは、10GBの目安です。

WiMAX測定(目安)(出典:UQWiMAX公式サイト)

※なお、実際にYouTube動画(標準設定:360p)を1時間スマホで視聴したところ、0.15GB消費しました。(10GBで66時間視聴できるということで、上の表の計算と大体同じになります)

平日は動画、ゲームを数時間、SNS数時間という方が多いのでははないでしょうか。
これなら、3日で10GBに達することはありません。

もし、10GB超える可能性が高いという方は、ネクストモバイルの「使い放題プラン」をご検討ください!(これには、3日で10GBの通信制限がありません)

ただ個人的には3日で10GB使えれば、通信容量は十分だと感じます。

【対応エリアレビュー】「都市部でも圏外」はホント!?いえ、対応エリア内なら使えます

対応エリアのまとめ
  • WiMAXは対応エリア内なら通信が途切れることはない(地下鉄では厳しい!)
  • だから、公式サイトの対応エリアを信じて大丈夫
  • WiMAXの対応エリアをLTEがカバーしているのは本当
  • WiMAX2+とLTEの対応エリアを確認しておけば「すぐ圏外」ということはない

「すぐ圏外になる」という悪い口コミが目立ちますが、使ってみると、そんなことはありませんでした。

ただし、エリアについては、デメリットがあるのも事実です。

ここでは、「すぐに圏外になる」とはどういうことなのか、解説していきます。

対応エリアの公式サイト情報、悪い口コミまとめ

WiMAXの対応エリアは明らかに、他社よりも狭いです。

WiMAX ネクストモバイル
通信回線 WiMAX2+ ソフトバンク回線
対応エリア 東京~静岡
WiMAX測定(WiMAX)※クリックで拡大
東京~静岡
WiMAX測定(ネクモバ)※クリックで拡大

東京~静岡を表示していますが、北海道から九州まで同じ傾向があます。

また、WiMAXの対応エリアはそれぞれの地域の都市部に偏っていました。

エリアについては、悪い口コミが目立ちます。

「対応エリア内なら安心していいの?」と不安になると思いますが、徹底的にリサーチしてきたので、解説していきます。

「WiMAX2+は都市部でも圏外」は正しくない。対応エリア内なら問題なく使えます

実際に使ってみると「対応エリア内なら問題ない」ということがわかりました。

【見出し5-2 平均速度20.1!「WiMAX2+」は本当に速かった!】の測定地以外においても、電車や徒歩で、地下街も含めて移動しましたが、対応エリア内であれば、通信が途切れることはなくどこでも快適に使えました(ただし、地下鉄では駅のホームから離れるほど途切れやすくなります!!

また、対応エリア外での使用感も調べました。

WiMAX測定(東京郊外)

東京の郊外、山に囲まれた地域で以下2点を確認しました。

  • WiMAX2+の対応エリア外では、本当に使えないのか
  • WiMAX2+の対応エリア外では、LTEでカバーされているのか

確認の結果、WiMAX2+はエリア外では、やはり使えませんでした。しかし、この場合もLTE対応エリアならカバーされているということがわかりました。

測定地点 WiMAX2+エリア位置関係 LTEエリア位置関係
WiMAX測定(東京郊外2) WiMAX測定(エリア)※クリックして拡大 WiMAX測定(東京エリア3)※クリックして拡大

※塗りつぶしてあるのが対応エリアです。

LTEはWiMAX2+が届かない地域でもばっちりな速度でした。

WiMAX速度
※速度計測には、「わたしのネットSPEEEDTEST」を使用

この数値なら動画はもちろん、ゲームを快適にプレイできます。

ただしLTEは、月に7GBの制限があるので、「対応エリア外の自宅でつなぎっぱなしにする」というような使い方には向いていないでしょう。

一方で、他社のルーターではこの地域はカバーされており、快適な速度で使えました。

「WiMAXは対応エリアが狭い」ということを実感しました。

【ルーターレビュー】W06に不満点なし!ただし、注意点も!?

今回のレビューは、W06についてです。

特に使いにくい点はなく、迷ったらW06を選んでおけば間違いありません。

ただし、注意点もあるので解説していきます

W06の操作性、使用感

一言で言えば、「すごく使いやすい」ということです。

WiMAXレビュー①

サイズ感はスマホより少し小さい手のひらサイズ。

スマホより軽く、十分薄いのでポケットやカバンに入れて持ち運びやすくなっています。

他社ルーターにはない「タッチパネル式」で操作性は、最もよかったです

WiMAXレビュー②

1枚目の写真のカギマークを右にスライドすると、このようにホーム画面に切り替わります。(スマホのように、感覚的に操作できるのはうれしいところですね!)

左上「情報」からSSID情報(回線名、パスワード)を確認したり、左下「通信モード設定」からハイスピードモード(WiMAX2+を使うモード)とハイスピードプラスエリアモード(LTEを使うモード)を切り替えたりできます。

WiMAXレビュー③

ホーム画面の左上「情報」をクリックした後の画面です。ここから端末の各情報を確認できます。

WiMAXレビュー④

また、こちらはホーム画面の左下「通信モード設定」をクリックした後の画面です。

WiMAX2+を使いたい場合はハイスピードモード、LTEを使いたい場合はハイスピードプラスエリアモードを選択し、右上の「✓」をクリックすると通信回線が切り替わります。

LTEは1ヶ月に7GBの制限があるので、「ハイスピードモード(WiMAX2+)を使っているつもりがハイスピードプラスエリアモード(LTE)になっていた」ということがないように注意してください。(上でも説明しましたが、1ヶ月のLTE通信量の合計が7GBを超えると、月末まで通信制限がかかってしまいます)

なお、ホーム画面右下の「通信モード自動切替機能」を使えば、あらかじめ設定したデータ量になるとハイスピードプラスエリアモード(LTE)からハイスピードモード(WiMAX2+)に切り替わります。

WiMAXレビュー(ハイスピード)(出典:Broad WiMAX公式サイト)

LTEでの通信機能をよく使う方は、「誤って使いすぎて通信制限が…」とならずに済むよう、設定しておくのがおすすめです。

W06のバッテリー

W06のバッテリーは、スペック上は以下のようになっています。

  • 連続通信時間(WiMAX2+):約9時間
  • 連続待受時間(WiMAX2+):約800時間

実際に1日中使いましたが、「普段使いなら充電なしでも1日中使える」と思っていただいて大丈夫です。

普段使いとは、下記のようなイメージです。

  • 朝、バッテリー100%の状態で出勤
  • 通勤時、メール、SNS、YouTubeを1時間程度
  • 昼休み、メール、SNS、YouTubeを1時間程度
  • 帰宅時、帰宅後、メール、SNS、YouTubeを数時間
  • この間、電源入れっぱなし

これならバッテリーが20%ほど残る感じです。就寝時に充電すればいいですね。(0%から100%まで充電するには2時間かかりました)

また、休日にはYouTubeで音楽を流しっぱなしにしたいという方もいると思います。

バッテリー100%の状態で、YouTubeを流しっぱなしにしたところ、7時間でバッテリーが0%になったので、こちらも参考にしていただければ幸いです。

バッテリーのもちは、モバイルルーターとしては十分なのではないでしょうか。

持ち運んでの使用はもちろんですが、家でも固定回線のように使いたいという方も、こまめに充電すれば、特に不自由しないでしょう。

W06を選ぶ前に知っておきたいこと

使用感、バッテリーなど、ばっちりなW06ですが、知っておいていただきたいこともあります。ここでは、W06の注意点について解説します。

「最大速度1.2Gbps!」は機能として、現実的ではない…

W06の売り出し文句は、「下り最大1.2Gbps!ギガビット級通信モバイルルーター誕生!」ということですが、使うのに必要な条件が多すぎて現実的ではありません

WiMAXレビュー(USB接続)(出典:UQWiMAX公式サイト)

正直、条件をクリアするのは、簡単ではありません。

条件 現状(問題点)
東京都、埼玉県、愛知県、大阪府の一部エリアでの使用 この地域に住んでいないと使えない
有線接続(パソコンなどのネットを使う機器と)
  • 最近のパソコンはUSBポートが少ない
  • モバイルルーターなのに有線接続が必要
LTEの受信 月7GBの制限がある
その他 WiMAXレビュー(専用アプリ)
この専用アプリをパソコンにダウンロードする必要があり、操作をアプリ上でするので面倒

「最大速度1.2Gbps」機能は、使うための条件が多すぎますね…

安定した高速の回線が必要なのは、主に高画質のオンラインゲームだと思います。

その場合、月に7GBでは足りませんし、光回線+ゲーミングルーター、光回線+有線接続などの方がいいでしょう。

充電器が付属されていない

W06には充電器は付属されていません。(USBケーブルのみが同封)

なお、W06の充電のためには「USB3.0以上対応のType-Cケーブル」を購入する必要があります。

つまり、付属のケーブルだけでは充電できないのです。(絶対に使うものなので、付属されていない理由はわかりませんが…)

または、下の写真のようにC端子への変換アダプターも使えますが、これも別売りになっています。

WiMAXレビュー(充電器)

左の端子(指で持っている)を右のアダプターにつなげば、W06本体に接続できます。(なお、持っている端子のコードが付属されています)

充電器か、Type-Cケーブルをつけてほしいところですが、これは別途購入になるので気をつけましょう。

【プロバイダー比較】契約期間とLTEの使い方で契約するプロバイダーを決めよう!

本家UQWiMAX以外でも、様々なプロバイダーから申し込みできます。
プロバイダーと契約期間によって、お得なところが異なるので、一番安くなるように契約先を決めましょう!

特典が異なる、期間によって割引が異なるなどありますが、すべて整理しました。

結論から言えば、GMOとくとくBBが1番安く契約できます。

<WiMAXプロバイダ別の料金表>
月額料金
キャッシュバック
3年間の
実質費用
UQ WiMAX
4,268円 177,716円
GMOとくとくBB
(5G)
0~24ヶ月目:4,158円
25ヶ月目以降:4,708円
13,000円 150,746円
Broad WiMAX
(5G)
0〜2ヶ月目:2,090円
3〜36ヶ月目:3,894円
37ヶ月目以降:4,708円
5,000円 159,351円
カシモWiMAX
(5G)
0ヶ月目:1,408円
1ヶ月目以降:4,455円
165,088円
So-netWiMAX
(新規受付終了)
1~12か月目:3,718円
13~36か月目:4,816円
164,328円
nifty WiMAX
(新規受付終了)
1~2か月目:4,037円
4か月目以降:4,785円
191,279円
BIGLOBE WiMAX
(5G)
開通月無料
1〜24ヶ月目:4,378円
25ヶ月目以降:4,928円
10,000円 179,420円
DTI WiMAX
0〜1ヶ月目:0円
2ヶ月目:2,849円
3ヶ月目以降:4,136円
146,773円
JPWiMAX
(新規受付終了)
1~3か月目:3,080円
4~24か月目:3,850円
25か月目以降:4,510円
10,000円 132,000円
DISmobile WiMAX
(5G)
0〜24ヶ月目:4,268円
25ヶ月目以降:4,818円
189,596円

※3年間の実質費用は、契約事務手数料、端末費用も含めた金額です。

その他の情報を詳しく知りたい方は、WiMAXの総合記事をご覧ください。

GMOとくとくBB WiMAX
の申込・詳細チェック
GMOとくとくBB(キャッシュバック):https://gmobb.jp/
※11月限定最大13,000円キャッシュバック

WiMAXの申し込み方法(例:GMOとくとくBB)

ここでは、GMOとくとくBB WiMAX2+を一例に、WiMAXの申し込み方法を説明します。
すべてインターネット上で完結します。

申し込み用サイトにアクセスすると、以下のような画面になります。

WiMAX(GMO申込画面)(出典:GMOとくとくBB WiMAX2+申し込みサイト

まず、ルーターを選びます。
注意事項に同意し、示される通りの流れでプラン、ルーターの色、オプション加入選択などの希望するものにチェックを入れていきます。

最後に「お申し込みフォーム」に必要事項を記入し、確認の上、契約完了となります。

WiMAX(GMO申込画面②)(出典:GMOとくとくBB WiMAX2+申し込みサイト

GMOとくとくBBを一例として紹介しましたが、どのプロバイダーとの契約もネット上にて、同様の手続きで完結するようになっています。

本契約前に、速度や対応エリアを無料で確認できる!

この記事では、「WiMAXの実際のところ」を紹介するため、徹底レビューしてきましたが、状況によってはどうしても心配な方はいると思います。

そんな方のために、紹介したほとんどのプロバイダーに、無料お試しの期間・コースがあります。

プロバイダ 無料お試し期間・コース 各公式サイト
GMOとくとくBB WiMAX2+ 解約違約金無料キャンセル
(20日以内)
https://gmobb.jp/
JP WiMAX 0円お試しレンタル
(1週間以内)
https://jpwimax.jp/
DTI WiMAX2+ なし※1 https://dream.jp/
UQWiMAX Try WiMAX
(15日以内)
https://shop.uqwimax.jp/

※1:なぜかDTIだけお試し期間が設定されていませんでした。

UQWiMAXの公式サイトでは、住所を入力するピンポイント確認や対応エリア確認ができます。
これらを活用し、後悔しないプロバイダー選びに役立てていただければ幸いです。

また、初期契約解除制度という制度もあり、クーリングオフのように使えます。既定の期間(契約書面受領後8日以内など)なら、違約金を払うことなく解約できるのです。
制度の使い方は、プロバイダーごとにルールがあるので、それぞれ確認しておきましょう。

まとめ

この記事では、「すぐ圏外になる」という口コミの目立つWiMAXの使用感を徹底的にレビューしました。

結果、対応エリア内であれば、安定して速い速度が出るということがわかりました。対応エリア検索に基づいてリサーチしましたが、エリア表示はかなり正確だと言えます。

悪い口コミが目立っているのは、対応エリア外での使用や、他社ルーターでも圏外になるような地下鉄などで使ったという状況だったのかもしれませんね。

この記事を活用しつつ、WiMAXを使う場面を具体的にイメージアップし、あなたにぴったりなサービス、プロバイダー選びに役立てていただければ幸いです。

めんおう様プロフィール画像修正版

執筆 めんおう

専業ライター。大学卒業後、防衛省にて10年勤め、民間企業を経てフリーランスへ転向。ネット、転職、英語、取材などを中心に書いています。クライアント様の伝えたいことを、万策をもってお伝えします。スマートニュース掲載、上位表示記事多数、寄稿(わたしのネット様、ゼロプラス様、スタープラチナ様など)。
コラムの連載・寄稿のご依頼、気軽にご連絡ください!