
とくとくBB WiMAXやBroad WiMAXの公式サイトでうたわれているように、WiMAXは工事が不要の通信方法として人気が高いサービスです。
工事が不要ですので、当然のことですが工事費用もかかりません。
工事費用がかからないことはメリットといえますが、実は、工事をしないことによるデメリットもあるのです。
工事が不要なWiMAXのメリットとデメリットについて、的におさえていきましょう!
この記事でわかること
WiMAXは工事が不要!
WiMAXは工事が不要で使うことができます。
工事をしないということは、工事費がかからないというだけでなく「工事日を設定しなくても良い」ということでもあります。
申し込むだけで利用が可能
自宅に光回線や固定回線など有線のインターネット回線を導入するときは、工事作業員のスケジュールや工事の混み具合にもよりますが、申し込んでから工事可能日が数週間後になることも珍しくありません。
つまり、固定回線の場合はインターネット接続を申し込んでも工事が実施されるまではインターネット回線を利用できないということでもあるのです。
WiMAXなら申し込んでから遅くても数日で使えるケースがほとんどですので、なるべく早く利用したい人はWiMAXに申し込む方が良いといえるでしょう。
ただし、WiMAXであっても、希望する機種の在庫が足りないときは、インターネットが利用できるようになるまでに数週間かかることもあります。
なお、WiMAXの申込窓口としては、WiMAXプロバイダが運営しているサイトやコールセンター、家電量販店の店舗やサイトなどがあります。
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WiMAXを有線利用する場合も工事が不要!
WiMAX回線を有線接続で利用もできます。
その場合は、WiMAXルーターを専用のクレードルに設置し、クレードルにUSBケーブルを差しこんで、スマートフォンやパソコンなどのインターネット機器と接続します。
つまり、WiMAX回線は有線利用するときも工事が不要なのです。
解約時も工事が不要
契約時も工事が不要ですから、解約時も工事は必要ありません。WiMAXのプロバイダ業者に解約の旨を連絡すれば解約手続き完了です。
ただし、WiMAXルーターをレンタルしている場合は、指定された方法で返却するようにしましょう。
工事の観点から見るWiMAXのメリット
WiMAXは工事が不要です。工事が不要ということは、具体的には次の3つのメリットがあるということでもあります。
契約してすぐに使用が可能
工事日を設定する必要がありませんので、WiMAXルーターさえ受け取ればすぐにインターネット接続を利用できます。
郵送でWiMAXルーターを受け取った後は箱を開けてSIMカードとバッテリー(別添の場合)を挿入すれば、すぐにWi-Fiを利用できます。
店舗窓口でWiMAXルーターを受け取った人は、その場でルーターにSIMカードを設定してもらえば、店舗内でもWi-Fiを利用することが可能です。
引っ越ししてもすぐに使用できる
光回線などの有線インターネット回線を導入している場合は、現在のインターネットを解約して引っ越し先で新規に契約するか、現在のインターネット回線の移転手続きを行わなうことです。
つまり、いずれにしても新たに回線工事が必要ですし、移転費用などが請求されることもあります。
一方、WiMAXなら、引っ越しをしたとしても特別な手続きを行う必要はありません。
登録住所の変更手続きだけは行わなくてはなりませんが、ほとんどのプロバイダでは会員ページかコールセンターで簡単に実施できますので、面倒に感じることはありません。
自宅外でも使用が可能
WiMAXの契約を行うと、どこでもWiMAXルーターを持ち運ぶことができるようです。
自宅の中だけでなく外出先や移動中、実家、観光地等、すべての場所がWi-Fi空間です。
ただし、場所によってはWiMAX回線が繋がりにくいこともあります。
WiMAX公式サイトのエリアマップを活用し、利用中の場所がWiMAX回線に繋がりやすいエリアなのかチェックしてみましょう。
工事の観点から見るWiMAXのデメリットは?
工事をしなくても利用できることは間違いなくメリットなのですが、実際のところは、次のデメリットも併せ持ちます。
基地局との距離が遠い場合、通信速度が遅くなる
WiMAXの基地局から現在地が遠い場合は、WiMAXによる通信速度が遅くなってしまいます。
また、基地局と遠いときは通信が不安定になる傾向にありますので、何度もWi-Fiの表示が切れてしまったり圏外表示が出てしまったりすることもあります。
一方、インターネットを光回線で有線接続するときは、回線を直接自宅まで引き込みますので、基地局との距離に関係なく安定したインターネット通信を利用できます。
仕事でインターネットを利用する人や重要なデータを扱っている人、インターネット通信が途切れることで不利益を被る人は、WiMAXなどの無線接続ではなく、光回線を有線接続で利用する方がよいでしょう。
障害物がある場合、電波が弱まる
WiMAX回線は障害物に弱いという特性があります。
そのため、家にいても利用者と基地局の間に障害物があると圏外になってしまったり、通信速度が低下してしまったりすることがあります。
通信が安定しないときや通信速度が著しく遅いときは、WiMAXルーターを窓際や障害物がない場所に設置することで回線状況の改善を図ってください。
それでも状況が改善されないときは、専用クレードルを利用して、インターネット機器とUSBケーブルで有線接続することも試してみてください。
また、WiMAXにはオプションサービスとして「LTEオプション(ハイスピードエリアモード)」があり、契約するとWiMAX回線だけでなくLTE回線も利用できるようです。
不安定さや低速通信が続くときは、LTEオプションも検討してみてはいかがでしょうか。
【番外】WiMAXは通信設備の工事などによりサービスが利用できない場合がある
多くの場所でWiMAX回線が利用できるのは、WiMAX回線を提供するUQコミュニケーションズがWiMAXの基地局を設置しているからです。
基地局設置工事は日々実施されていますので、WiMAX回線が利用できるエリアも着実に増えています。
ただし、>基地局設置工事を行うと、その周辺地域に通信障害が起こることもあります。
場合によっては一時的に通信不能状態になったり、WiMAXルーターに「圏外」の表示が出たりすることもあるのです。
普段は問題なくWiMAXが利用できているのに、数時間~数日間だけ通信状態が不安定もしくは圏外になったときは、WiMAXの基地局設置工事も疑ってみてください。
WiMAX整備の最新情報は公式サイトでチェックしよう
なお、工事のお知らせUQコミュニケーションズの公式サイトでは、整備工事の状況についても公開しています。
お住まいの地域のWiMAX環境を知るためにも、こまめにアクセスして工事情報を確認しましょう。
まとめ
回線工事が不要で気軽に利用できるWiMAX。
無線接続だけでなくUSBケーブルを使った有線接続も利用できますので、好みの方法でインターネットに接続することが可能です。
ただし、もともとWiMAX回線が使いづらいエリアや障害物が多い場所で利用するときは、満足できるインターネット環境を構築できないこともあります。
そのようなときは、ストレスを抱えたままWiMAX回線を利用し続けるのではなく、WiMAXのLTEオプションや有線接続の光回線も検討してみてください。