
フレッツ光は日本で利用者数No1のインターネット接続サービスです。
最大1Gbpsの高速通信でインターネットを楽しむことができます。
フレッツ光を利用するには、フレッツ光のサービス提供エリア内でなければいけません。
今回はフレッツ光のサービス提供エリアについて、確認方法から現在のエリアカバー率、さらに新規受付終了のサービスについて、サービス提供エリア外だった場合はどうすればいいかまで、それぞれ順に紹介していきます。
※2022年5月時点の情報です
この記事でわかること
フレッツ光のサービス提供エリアは全国エリアカバー率90%以上
エリアカバー率とは、インターネットサービスが提供されている地域における網羅率を測る指標のことです。この指標が高いほど、サービス提供エリアが広いといえます。
エリアカバー率は、カバーした市区町村の総人口÷国内総人口で算出します。
2017年のNTTの決算補足資料によると、2017年3月期末の光カバー率として、NTT東日本は95%、NTT西日本は93%を見込んでおります。とあるので、現時点でNTT東日本は約95%、NTT西日本は約93%のカバー率です。
ただしこの場合のエリアカバー率というのは、対象の市町村の役所で該当の光回線が使えればその地域全体がサービス提供エリア内とみなした数値なので、市街地から少し離れた地域、特に山間部では使えないといったこともあります。
ですのでフレッツ光の契約前には、サービス提供エリアの確認が必須です。
フレッツ光は2つのエリアに分かれる
全国にサービス提供エリアが広がっているフレッツ光ですが、NTT東日本エリアとNTT西日本エリアの2つに管轄が分かれます。
まずはNTT東日本エリアとNTT西日本エリアの境界線を見てみましょう。
フレッツ光 エリア別該当都道府県 | |
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北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島・茨城・栃木・群馬・東京・埼玉・千葉・神奈川・山梨・新潟・長野 |
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お住まいの地域がNTT東日本エリアに該当する方は、フレッツ光東日本、NTT西日本エリアに該当する方は、フレッツ西日本にて契約をすることになります。
サービス提供エリアの確認方法
フレッツ光のサービス提供エリアの確認の方法は3通りあります。
- ウェブフォームでの確認
- 電話での確認
- プロバイダーに問い合わせて確認
これからこの3つのサービス提供エリアの確認方法について、順に見ていきましょう。
【おすすめ】ウェブフォームでのエリアの確認方法
ウェブフォームに入力してサービス提供エリアを確認する方法は最も簡単でおすすめです。
フレッツ光のサービス提供エリア内かどうかを確認したい場所の郵便番号や住所または電話番号、集合住宅の場合はマンション名を入力することで簡単にサービス提供エリアかどうかを知ることができます。
戸建てタイプ、マンションタイプどちらでも調べることができ、利用が可能な契約プランも教えてくれます。
以下のフレッツ光のサービス提供エリア判定ページから確認できます。
下記のようなページに飛びます。
ウェブフォームに必要事項を入力しデータを送信すると、担当オペレーターがサービス提供エリア判定の結果を電話でお知らせしてくれます。
お客様情報を入力したとしても、この時点で申し込みの完了にはならないので、安心してサービス提供エリアの確認をしましょう。
もし、住所入力をして該当住所がない場合はフレッツ光のサポートセンターに電話で問い合わせをしましょう。
ウェブフォームからサービス提供エリア確認をおすすめする理由
ウェブフォームでの確認をおすすめする理由は、サービス提供エリアの確認をしてくれるだけではなく、担当オペレーターからフレッツ光の最適な契約プランを提案してもらえることです。
下記の関連記事では、ウェブフォーム活用の方法をさらに詳しく解説しています。
光コラボレーションもフレッツ光と同じサービス提供エリアになる
フレッツ光の回線を利用しているソフトバンク光やドコモ光、So-net光などの光コラボレーションもフレッツ光と同じサービス提供エリアになり、エリア外の場合は利用ができません。
電話でエリアを確認する方法
フレッツ光のサービス提供エリアはフレッツ光の担当オペレーターに直接電話をして問い合わせることもできます。
電話での問い合わせだと、パソコンやスマートフォンなどインターネットができる環境がなくてもフレッツ光が利用できるのかどうかを知ることができ、ウェブの問い合わせフォーム画面に入力するのが苦手な方でも簡単に確認できます。
電話でのお問い合わせの注意点としては、問い合わせをする時間帯によっては電話が込み合っているため、担当オペレーターにつながるまで待たされるケースがあることです。
夕方や土日など電話が込み合う時間帯を避けて電話をするとスムーズに電話がつながります。
フレッツ光のサービス提供エリアを電話で確認したい場合の問い合わせ先は下記です。
受付時間:10:00-20:00 通話無料・年中無休
プロバイダーに問い合わせてエリアを確認する方法
フレッツ光の契約形態はフレッツ光回線とフレッツ光の提携プロバイダーの2社との契約が必要です。
フレッツ光ですでに利用したいプロバイダーが決まっている場合は、フレッツ光と提携しているプロバイダーに電話でサービス提供エリアの確認ができます。
電話が混んでいる場合は、お客様サービスセンターなどにメールで尋ねることもできます。
今後のサービス提供エリア拡大の予定は?
フレッツ光は全国的に多くの地域で使えるということがわかりました。
しかし中にはまだまだサービス提供エリア外でフレッツ光が利用できない地域も存在します。
フレッツ光の新しいサービス、フレッツ光ネクストは、随時サービス提供エリアを拡大しています。
今後のサービス提供エリアの拡大の予定もフレッツ光の公式サイトにて公表されています。
いまサービス提供エリア外であっても1カ月後にはサービス提供エリア内になっている可能性もあります。
フレッツ光の提供エリアで終了するサービス
フレッツ光ネクストの登場しサービス拡大していることにより、逆に今後サービスエリアを縮小したり、終了するフレッツ光のサービスもあります。
サービスエリアが縮小または終了するサービス | |
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【2018年12月1日(土)以降にフレッツ光を提供するエリアにおいては提供開始年度の翌年度まで新規申し込みを受付】 2024年初頭にサービス提供終了予定 |
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2023年1月23日(火)でサービス提供終了 |
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2020年1月31日(月)でサービス提供終了 |
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2019年1月31日(木)でサービス提供終了 |
提供終了となるADSLサービス
NTT東日本・NTT西日本ではフレッツ光提供エリアでフレッツ・ADSLの全サービス提供を2023年1月31日(火)で終了します。
また、Bフレッツやフレッツ光プレミアムも2020年1月31日にサービス終了することも決定しました。
NTT東日本で2023年1月31(火)に終了するADSLサービス一覧 | |
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NTT東日本 | |
NTT西日本で2023年1月31(火)に終了するADSLサービス一覧 | |
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NTT西日本 | |
ADSLの特徴
ADSLとは、家庭の電話線のアナログ回線を使ってインターネットに接続する通信サービスのことです。
大容量データの高速通信が行えるブロードバンドと呼ばれる通信サービスの一種で次の特徴があります。
インターネットの接続設定は初回だけ
回線開通後に初期設定を行えば、インターネットにつなぐたびにID・パスワードを入力する必要はありません。ブラウザを起動すればすぐにインターネットを開くことができます。
利用料金は定額制
利用料金は定額制なので、インターネットにつなぎっぱなしの状態でどんなにインターネットを使っても毎月の利用料金は変わりません。
通信速度が最大50Mbps
インターネットの通信速度は最大50Mbps。ファイルサイズの大きい大容量ファイルのダウンロードや動画の閲覧が問題なく行えます。利用料金が定額制で高速通信が行えるので光回線が普及するまで多くの家庭で使われていました。
ADSLがサービス終了となった理由
ここ10年で100Mbps~1Gbpsの高速通信が行える光回線やCATVなどのブロードバンド、モバイルルーターなどの無線通信の普及が進んできました。
各通信事業者が提供する光回線、モバイルルーターの利用料金は、3,000円~5,000円と以前と比べて割安になっています。
そのため、より快適な速さでインターネットを行うため、ADSLから光回線やその他通信回線に乗り換える人が増えてきてADSLの利用者は年々減っています。
このような背景からNTT東日本・NTT西日本はフレッツ・ADSLのサービス終了を決めることにしたのです。
ADSLの関連機器もすでに製造終了となり、利用者の新規受付も2016年6月30日で終了しています。
フレッツ光の提供エリアで新規受付が終了するサービス
NTT東日本・NTT西日本ではADSLだけでなく、フレッツ光の提供エリアでISDNの新規受付も2018年11月30(金)に終了することを決めました。
ISDNの特徴
ISDNもADSLと同様に電話線を使ったインターネットサービスですが、以下のような特徴を持っています。
インターネット接続にID・パスワードが必要
ダイヤルアップ接続なのでインターネットを使うたびにID・パスワードの入力が必要です。
インターネットと電話の同時利用が可能
ダイヤルアップ接続であっても利用する電話線がデジタル回線なので、1つの電話番号につき2回線持つことができます。そのため、電話やインターネット、FAXの同時利用が行えます。
利用料金は従量課金制
ISDNは基本使用料とは別にインターネットを使った分だけ通信費がかかります。そのため、インターネットを使えば使うほど毎月の利用料金が高くなるのです。
サービス提供終了の可能性のあるサービス
ISDNも光回線などのブロードバンド普及に伴い、年々利用者が減ってきています。
今後、ISDNの利用者が増える見込みがないため、NTT東日本・NTT西日本はISDNの利用者の新規申し込みの受付終了を決めました。
近々NTT東日本・NTT西日本から正式にISDNのサービス終了が発表されることが予想されます。
提供エリアでの新規受付・サービス提供終了前にやること
フレッツ・ADSLとフレッツ・ISDNはサービス提供が終了するインターネット回線ですので、そのままにしておくとサービス終了の日がきたら、インターネットは使えなくなってしまいます。
サービス終了間近に慌てなくてすむように、今のうちから準備しておくべきことはあるのでしょうか。
新規受付、サービス終了前にやるべきことについてまとめてみました。
フレッツ光へのプラン移行
現在、NTT東日本・NTT西日本ではフレッツ・ADSLとフレッツ・ISDNを使っている利用者にフレッツ光へのプラン移行をすすめています。
フレッツ光はNTT東日本・NTT西日本が提供する光回線で全国の幅広いエリアで1Gbpsの高速インターネットが利用が可能です。
ADSLの約20倍もの通信速度がでるため、大容量ファイルのダウンロードや動画視聴がストレスなく快適に行えます。
NTT東日本、NTT西日本ともに、フレッツ・ADSLとフレッツ・ISDNの利用者が2018年6月1日~2018年9月30日までに次のフレッツ光のサービスに新規申し込みをすると初期工事費が無料になるキャンペーンを行っています。
割引対象となるサービスタイプ(NTT東日本)
- フレッツ光ネクストの全サービスタイプ
- フレッツ光ライトファミリータイプ
- フレッツ光ライトプラス
割引対象となるサービスタイプ(NTT西日本)
- フレッツ光ネクストの全サービスタイプ
- フレッツ光ライト ファミリータイプ/マンションタイプ
- フレッツ光ネクスト ビジネスタイプ
- フレッツ光マイタウン ネクスト
NTT東日本・NTT西日本のサービスの継続利用を考えている人は、初期工事費が無料になる今のうちにフレッツ光へ移行した方がよいでしょう。
またNTT東日本では、Bフレッツを利用の方についてもフレッツ光ネクストの開通に伴う工事費を無料とするキャンペーンを現在行っています。
こちらは2018年4月10日~2020年1月31日までのキャンペーンです。
他社回線への乗り換え
より安い金額でインターネットを使うのであれば、他社回線への乗り換えについても検討してみてはいかがでしょうか。
多くは通信事業者で新規申し込みユーザーに対してお得なキャンペーンを行っているからです。
- 高額キャッシュバック
- 初期工事費無料
- 途中解約違約金の立て替え
- インターネット/スマートフォンの月額料金の割引
キャンペーンをうまく利用すればインターネットにかかる諸費用やスマートフォンの月額料金を大幅に節約できます。
他の光回線のキャンペーンが気になる方はおすすめの光回線を紹介している記事もご覧くださいね。
サービス提供エリア外の場合の代替回線
ここまで、フレッツ光のサービス提供エリアの確認判定方法や、サービス提供エリアの拡大情報、縮小情報を見てきました。
もし、フレッツ光がサービス提供エリア外だった場合はサービス提供エリア拡大のリクエストができます。
NTT東日本の場合、フレッツ光のご利用意向登録ができます。
ご利用意向登録とは、サービスの意向をNTTの公式サイトにて登録しておくことで、ある一定の数に希望者が達したときにフレッツ光の光回線サービスの提供を検討してくれます。
しかし、サービス提供エリア拡大のリクエストがすぐに反映されるわけではありません。
現在お住まいの地域がフレッツ光の提供エリアになるまで待てない、インターネットをなるべく早く利用したいという方にフレッツ光がサービス提供エリア外だった場合の代替のインターネット回線を紹介します。
auひかり
auひかりは、フレッツ光の回線を利用せずに独自回線を利用してサービスを提供しているインターネットサービスです。最近では、5ギガ、10ギガという超高速のインターネットサービスの提供を開始し、ますます注目を浴びています。
月額の利用料金もフレッツ光よりも安く、フレッツ光がサービス提供エリア外だった場合に一番におすすめしたいインターネット回線です。
auひかりのサービス提供エリアの確認の方法は、下記の関連記事より確認いただけます。
auひかりのサービス内容については、下記の関連記事にて詳しく説明しています。
NURO光
NURO光も、フレッツ光の回線を利用せず、ダークファイバーという独自回線を利用しています。フレッツ光の2倍の通信速度、2ギガの高速回線で、auひかりと同じく10ギガでのサービスの提供も開始しています。
キャンペーンに力を入れており、以下のSo-net特設ページから申し込むと有料オプションの加入なしでも45,000円のキャッシュバックがもらえますよ。
NURO光のサービス提供エリアの確認の方法は下記の関連記事で説明しています。
NURO光の詳しいサービス内容は下記の関連記事よりご確認ください。
WiMAX
WiMAXは、持ち運びができる高速モバイル通信サービスです。データ通信制限もなく、外出先でもパソコン、スマホにつなげばデータ利用量や通信料を気にすることなくインターネットが利用できます。
通信回線はWiMAX系と呼ばれておりますが、オプションサービスを利用すれば、auひかりと同じエリアで使えるLTE系の回線も利用できるようになり、WiMAXのサービス提供エリアはとても広範囲といえます。
WiMAXのサービス提供エリアに関しては、下記の関連記事よりご確認ください。
WiMAXの詳しいサービス内容については下記の関連記事で詳しく説明しています。
フレッツテレビのサービス提供エリアについて
フレッツ光は、光回線のサービス提供エリアの他に、オプションサービスのフレッツテレビにもサービス提供エリアが存在します。
フレッツテレビのサービス提供エリアは下記の通りです。
フレッツテレビ エリア別該当都道府県 | |
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上記に該当していても、全域提供している場合と一部地域のみにサービス提供をしている場合があるので注意が必要です。
フレッツ・ソフト配信サービスの提供エリアについて
フレッツ光では企業向けにフレッツ・ソフトという便利なパソコンソフトの配信サービスを行っています。
ソフト一覧 | ・まるごとアンチウイルス ・超ホーダイBusiness ・パソコンソフト使い放題onフレッツ ・KINGSOFT Office on フレッツ ・筆ぐるめ on フレッツ |
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このフレッツ・ソフトにも配信が可能なエリアが決まっています。
フレッツ・ソフト配信可能エリア | |
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全域のフレッツ光ネクスト フレッツ光ライト Bフレッツ提供エリア |
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フレッツ光ネクストおよび フレッツ 光プレミアムの提供エリアに準ずる |
もし、このオプションを利用したい方は、フレッツ光のサービス提供エリアの確認の際に問い合わせをしましょう。
サービス提供エリアについてのまとめ
ここまでフレッツ光のサービス提供エリアの確認方法からカバー率について紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
フレッツ光の回線は全国的に現在もっとも普及しているインターネット接続サービスだといえます。
もし、フレッツ光がサービス提供エリア外だったとしても、光回線サービスを提供している事業社は他にもありますので、今回提案したインターネット回線の利用も検討してみましょう。
フレッツ光をお考えの方は、まずサービス提供エリア判定をして、フレッツ光が本当に利用できるのかを確認してから、契約に進みましょう。
エリア確認後は、支払い方法や利用手続き方法も確認しておくことをおすすめします。