
「So-net for ドコモ光」は事業譲渡され、プロバイダの運営会社がSo-netからぷららに変更されました。プロバイダ運営会社が変更になると、サービスやサポートの内容は変わるのでしょうか?
ここでは、「So-net for ドコモ光」の事業譲渡についてご説明します。また、今回の事業譲渡を機に他のプロバイダに変える場合、どのプロバイダがオススメなのかも合わせてご紹介します。
※2022年5月時点の情報です
この記事でわかること
So-net for ドコモ光は受付終了!現在はPlala(Sコース)に
So-net for ドコモ光は受付を終了し、現在はPlala(Sコース)となっています。この事業譲渡について、ご説明したいと思います。
2019年7月1日をSo-netはドコモ光のプロバイダ事業をぷららへ譲渡
2019年7月1日に、So-netはドコモ光のプロバイダ事業をぷららへ譲渡しました。このニュースについては、So-netの公式ニュースリリースで確認できます。
上記のニュースリリースによると、So-net for ドコモ光の利用者は従来通りのサービスを利用できることがわかります。
So-net for ドコモ光、Plala(Sコース)ともに新規受付は行っていない
2019年6月30日までにSo-netを使っていたユーザーはそのままのサービス内容でPlala(Sコース)として継続利用できますが、新規でSo-net for ドコモ光、Plala(Sコース)へ申し込むことはできません。
今後、新規でぷららに申し込む場合には、「ぷらら光」を選択することになります。
So-netの代わりにオススメのドコモ光プロバイダ
ドコモ光のプロバイダがSo-netからぷららに変わったのを機に、プロバイダの変更を検討している人も多いでしょう。そこで、So-netの代わりにオススメのドコモ光のプロバイダをご紹介します。
GMOとくとくBB
ドコモ光のプロバイダでとくにオススメなのが、高性能なV6プラス対応ルーターを無料で利用できるGMOとくとくBBです。V6プラス対応ルーターを使うと、上り、下りともに100Mbpsを超える速度になり、快適なインターネット環境を利用できますし、対応ルーターを無料で利用できます。
GMOとくとくBBに変えたことで通信速度が上がって使いやすいという口コミも多く、通信速度を求める方にはとくにオススメです。
なお、プロバイダをGMOとくとくBBにした場合のドコモ光の月額料金は、ドコモ光の中でもリーズナブルな戸建て5,940円、マンション4,400円ですから、料金面でも安心して利用できるでしょう。
ぷらら
料金面のお得さでオススメしたいのが、ぷららです。ぷららでは新規加入時のキャンペーンが豊富で、以下のようなお得な特典が用意されています。
- 最大15,000円のキャッシュバック
- v6プラス対応ルーターの無料レンタル
- セキュリティソフトを24ヶ月間無料で利用可能
- オペレーターによるリモートサポートが無料
これらのキャンペーンを利用すれば、かなりお得に利用できるでしょう。
また、So-net for ドコモ光の事業譲渡先がぷららなので、既存のユーザーはとくに手続きや違約金も必要なく、そのままスムーズにぷららを利用できます。他のプロバイダに変えると違約金がかかることがあり、契約内容によっては違約金が数千円から数万円と非常に高額です。
そのため、手続きが不要で無駄な出費がないという点でも、そのままぷららを使い続けるのもオススメです。
So-net for ドコモ光のサービス内容
サービスが終了したSo-net for ドコモ光のサービス内容について、参考までにご説明します。
料金プランはリーズナブルなタイプA
ドコモ光のプロバイダはタイプA、タイプB、タイプC、単独タイプの4種類から選べますが、So-net for ドコモ光は料金設定がリーズナブルなタイプAでした。
<ドコモ光のプロバイダタイプごとの月額料金>
5,720円 | 4,400円 | |
5,940円 | 4,620円 | |
5,720円 | 4,400円 | |
5,500円+プロバイダ料金 | 4,180円+プロバイダ料金 |
(価格はすべて税込)
So-net for ドコモ光の初期費用や違約金は、以下のとおりでした。
<So-net for ドコモ光の初期費用と違約金>
3,300円 | |||
0円 | 0円 | ||
19,800円 | 16,500円 | ||
14,300円 | 8,800円 |
(価格はすべて税込)
2年ごとの契約更新月に解約すれば、違約金は0円ですが、解約のタイミングは2年ごとのため、タイミングよく解約したいときに解約月が訪れるとは限りません。
インターネットの使い勝手の悪さや通信速度の問題などにより、はやく解約して回線やプロバイダを変えたいという人は、自分の解約月を確認しておく必要がありました。契約更新月がきていることに気づかず、お得に解約できるタイミングを逃してしまう人も多かったようです。
V6プラス対応で高速通信が可能
So-net for ドコモ光では、高速通信が可能なIPv6の中でも、もっともネットが速くなりやすい「V6プラス」に対応していました。
IPv6通信が普及し始めた当初は、従来の混雑しやすいIPv4通信にしか対応していないサイトが多かったため、状況によってIPv6とIPv4を切り替えて利用するIPoE接続が主流でした。V6プラスは、IPv4への切り替えを行わないIPv6のPPPoE接続を使用しているため、IPoE接続よりも通信速度が速く、より快適な通信方式です。
Twitterやインターネットの口コミを見ても、V6プラスを利用している人の満足度の高さを示す口コミがよく見られます。V6プラスの恩恵を多く受けるのが、ネットが混雑する夜間や朝の通勤時間帯です。この時間帯に高画質の動画をよく視聴する、インターネットゲームで夜間に遊ぶことが多いなどというインターネットをよく使う方にはとくにオススメです。
V6プラス対応ルーターも無料レンタル
V6プラス対応のルーターは自分で購入すると数千円かかり、プロバイダによってはレンタル料金が発生します。しかし、So-net for ドコモ光では無料レンタルができたため、コストを抑えて高速通信を実現することも可能でした。
購入する場合の初期費用や毎月のレンタル料金は意外と高くつきますから、引き続きV6プラスを利用したいなら、So-net for ドコモ光のようなV6プラス対応ルーターを無料レンタルしているプロバイダを選ぶことをオススメします。
カスペルスキーによるセキュリティ対策が24ヶ月無料
So-net for ドコモ光では、世界でも幅広く採用されているセキュリティソフトの一つ「カスペルスキーセキュリティ」を24ヶ月無料で利用可能でした。パソコンだけでなく、Androidスマホを含む最大5台までの端末にインストールできます。通常は月額利用料が550円ですので、お得にセキュリティ対策を採用できたということです。
すでに他社のセキュリティ対策ソフトを入れている場合は不要ですが、安く複数台のパソコンやタブレット端末、Androidスマホにセキュリティソフトを入れたい方にぴったりのサービスでした。
15,000円の現金キャッシュバック
現在は新規申し込みを受け付けていないため関係ありませんが、事業譲渡前はドコモ光の中では最高額である15,000円のキャッシュバックを受けられるプロバイダでした。
So-net for ドコモ光の口コミ
今までSo-net for ドコモ光を使っていたユーザーは、どのような感想を持っていたのでしょうか? 事業譲渡された2019年7月以前の通信速度や料金などについての口コミや、事業譲渡以降の口コミについて調べてみました。事業譲渡の前と後で、ユーザーの感想はどのように変わっているのか、みてみましょう。
「So-net ドコモ光」「So-net ドコモ光 キャッシュバック」などとTwitter検索してヒットした口コミは以下のとおりです。
いい口コミ
事業譲渡された2019年7月以前の、いい口コミは以下のとおりです。
ドコモ光 IPv6接続 IPoE(v6プラス)の測定結果
プロバイダ: So-net
Ping値: 17.72ms
下り速度: 780.99Mbps(超速い)
上り速度: 312.66Mbps(非常に速い)https://t.co/TOZv1PmmJc #みんなのネット回線速度— イブとミラ (@ibuibuki_dq10) July 4, 2019
気になるV6プラスの使い心地についての口コミですが、この方はかなり満足しているようです。下り速度は780Mbps、上り速度は312Mbpsとかなりの速度が出ています。やはり、V6プラスはかなりオススメであることがわかります。
auひかり(So-net)⇒ドコモ光(So-net)乗り換え
工事費1万8000円が無料、1万4900円キャッシュバック、1万dポイントプレゼント
めちゃうまでしょ☺️
— Masato from ASCII (@Masa_ss) September 2, 2018
So-netのキャッシュバックに関する口コミも見つかりました。工事費1万8,000円(税込みで19,800円)が無料、1万4,900円のキャッシュバック、そして、dポイントが1万ポイントが付いたということで、かなりお得ですね。
悪い口コミ
事業譲渡された2019年7月以前の悪い口コミは以下のとおりです。
ドコモ光 for So-net
昼間と夜間の速度の違い…
酷すぎる… pic.twitter.com/uXvmyroXBd— ブルーライオン@広島👑 (@bluelion0516) July 12, 2017
通信速度に関して、遅い、夜と昼で速度の違いが大きすぎる、夜はとくに遅いという口コミが見つかりました。
So-net for ドコモ光をIPv6にしたけど、たいして変わらん。遅い。
— AKIRA/晶 (@gambav) February 22, 2018
IPv6にしても大して速度が変わらないという口コミもあり、通信速度についてはイマイチというユーザーも多いようです。
ぷららへの事業譲渡に関する口コミ
2019年7月以降には、事業譲渡に関する悪い口コミもいくつか見つかりました。
So-net forドコモ光がサービス終了するが、移転先がぷららしか用意されておらず、ソネットを含む他のISPにしようとすると2万円近い出費と労力を強いられるとのこと。 / “So-netによるドコモ光ユーザいじめ” https://t.co/ceznZlGxuJ
— てらじ (@TERRAZI) June 24, 2019
事業譲渡後のプロバイダの選択肢はぷららしかなく、ぷらら以外のプロバイダに変えようとすると2万円近い出費と多くの労力が必要という記事を上げた口コミがありました。このような対応を、「So-netによるドコモ光のユーザーいじめ」と揶揄する記事でした。
たしかに、プロバイダの選択肢がぷららしか用意されず、プロバイダを変えようとすると多額の違約金が必要です。これでは、「ユーザーいじめ」と言われても仕方がありませんね。
締切りと戦ってる最中だけど書いておく。〈この度(2019年7月1日)、「So-net for ドコモ光」から「plala(Sコース)」としてサービスを引き継ぐことになりました。株式会社NTTぷららより〉っていうメールが来た途端にネット回線が切れたり遅くなるのはどういうことなんだ後日連絡するからね。
— 小路幸也 (@shojiyukiya) July 21, 2019
また、事業譲渡のお知らせが届いて事業譲渡が行われた途端、ネット回線のつながりが悪くなったという口コミもありました。これは、事業譲渡と何か関係があるのでしょうか? 事業譲渡が落ち着いた後は、ネット回線が安定したのか気になるところです。
まとめ
ここでは、So-netからぷららへ事業譲渡されて今は申し込みができないSo-net for ドコモ光についてご説明してきました。So-net for ドコモ光は、2019年7月1日付けでプロバイダ事業をSo-netからぷららに事業譲渡されました。
So-net for ドコモ光では、V6プラスが対応ルーターの無料レンタルが利用できてリーズナブルに高速通信を実現できました。事業譲渡以降も既存のサービスは変わらず利用可能です。
しかし、譲渡を機にプロバイダを再度検討するなら、そのまま「ぷらら」を使い続けるか、V6プラス対応が安い「GMOとくとくBB」がオススメです。