
ドコモ光ではOCNをプロバイダとして選ぶことができ、そのプロバイダサービス名を、「OCN for ドコモ光」といいます。
OCNは、数あるプロバイダのなかでも認知度・信頼度が高く、安心できるプロバイダです。
また、お得な最大20,000円キャッシュバックを受けられますし、無料で高速通信サービス、充実のサポート、セキュリティソフトを利用できます。
今回は、プロバイダOCNからドコモ光を契約するメリットや注意点、申し込み方法、OCN利用者の口コミ、さらにOCN以外のオススメのプロバイダについてもご紹介します。
この記事でわかること
ドコモ光をプロバイダOCNで利用するメリット
OCNの運営会社は、大手のNTTコミュニケーションズなので、特典が手厚く、サポート体制が充実しています。
また、フレッツ光からドコモ光に転用する際に、プロバイダをOCNのまま変えたくない方にもオススメです。
OCNは、以下のようなさまざまなメリットがあります。
- 最大20,000円のキャッシュバックを受けられる
- WiFiルーターが無料でレンタルできる
- 高速通信サービス「v6アルファ」が無料で使える
- 設定サポートを1回無料で受けられる
- セキュリティソフトを12ヶ月間無料で使える
- ドコモとOCNモバイルONEのセット割どちらも利用できる
最大20,000円のキャッシュバックを受けられる
OCN for ドコモ光を申し込むと、20,000円のキャッシュバックを貰えます。
新規・転用・事業者変更のいずれの場合にもキャッシュバックを受け取れるので、ぜひ申し込んでみてください。
ただし、申し込み登録時に登録完了メールが送られてから60日以内に、キャッシュバックの申請を行う必要があります。
申請を忘れないように注意しましょう。
WiFiルーターが無料でレンタルできる
OCNからドコモ光を申し込めば、IPv6対応、無線LAN付のルーターを無料でレンタルできます。
しかも無料レンタル期間に、制限はありません。
ただし、ルーターをレンタルするためには、「OCN v6アルファ」を申し込む必要がありますので、忘れずに申し込みましょう。
ドコモ光でルーターを無料でレンタルできるプロバイダは、ほかにもあります。ドコモ光のプロバイダ選びの際に、参考にしてみてください。
- GMOとくとくBB
- DTI
高速通信サービス「v6アルファ」が無料で使える
OCN for ドコモ光では、「v6アルファ」と呼ばれる高速通信サービスを標準利用できます。
OCN v6アルファでは、「IPv6接続」と「IPv4 over IPv6接続」を利用できます。
これらを併用することで、処理が遅くなる個所を迂回することができるので、速度が安定します。
また、IPv6では、従来の接続方式であるPPPoE方式と、新しい方式のIPoE方式の両方を利用できます。
利用者が少ないIPoE方式の回線を使うことで、さらに通信速度が安定するのです。
設定サポートを1回無料で受けられる
OCN for ドコモ光を申し込むと、スタッフによる訪問サポートを1回無料で受けられます。
インターネットの接続設定やブラウザ、メールの設定、ルーター、モデムの設定、無線LAN設定などを、スタッフが自宅に来て対応してくれます。
インターネットの設定などに不安を感じている方にオススメのサービスです。
ただし、「ドコモ光ミニ」を契約した方は対象外ですので、注意しましょう。
セキュリティソフトを12ヶ月間無料で使える
OCN v6アルファでは、総合セキュリティソフトの「マイセキュア」と「ホームネットセキュリティ」の月額利用料金が、12ヶ月無料になります。
ウィルスや偽装サイト、悪質なアプリなどによる脅威から、パソコンやスマホを守ります。
・ホームネットセキュリティ(220円/月)
Webアクセス制限設定、不正通信のブロック、保護者設定などが可能です。
ドコモとOCNモバイルONEのセット割どちらも利用できる
OCN for ドコモ光の場合、ドコモ光セット割とOCNモバイルONEのセット割のどちらも利用できるというメリットがあります。
それぞれのセット割を利用できる光回線とスマホのセットは、以下のとおりです。
ドコモ光と、ドコモスマホ
・OCN光モバイル割
OCN for ドコモ光やOCN光などと、OCNモバイルONE
たとえば、家族にドコモスマホとOCNモバイルONEを使っている人がいる場合、どちらもセット割が適用されます。
ただし、OCNモバイルONEが利用できるのは、プロバイダOCN利用の場合のみですので注意しましょう。
ドコモ光はプロバイダによって月々の料金が変わる
ドコモ光はプロバイダを自由に選べますが、プロバイダによって、基本料金が変わります。
選べるプロバイダは、タイプA、タイプB、単独の3つに分類され、OCNはタイプBです。
ドコモ光1ギガの2年定期契約の場合、プロバイダ別月額料金は以下のとおりです。
戸建て | マンション | |
---|---|---|
タイプA | 5,720円 | 4,400円 |
タイプB(OCN) | 5,940円 | 4,620円 |
単独タイプ | 5,500円 | 4,180円 |
※価格はすべて税込
この表を見てもわかるとおり、OCNが含まれるタイプBは、タイプAよりも月額料金が220円高いです。
もっとも安いのはタイプAですが、料金が安いからといって、サービスに大きな差があるわけではありません。
とくにこだわりがないのでしたら、最安のタイプAを選ぶのがオススメです。
ドコモ光で契約できるその他オススメのプロバイダ
ドコモ光ではたくさんのプロバイダの中から選べますが、どのプロバイダを選べばよいのでしょうか?
ここでは、オススメプロバイダの料金タイプ、ルーターの無料レンタルやv6プラスの対応有無の比較結果をご紹介します。
プロバイダ | 料金タイプ | ルーター無料レンタル | v6プラス対応 |
---|---|---|---|
OCN | タイプB | ○ | ○ |
GMOとくとくBB | タイプA | ○ | ○ |
DTI | タイプA | ○ | ○ |
ぷらら | タイプA | ○ | ○ |
BIGLOBE | タイプA | ○ | ○ |
表を見てもわかるとおり、どのプロバイダもルーター無料レンタルとv6プラスの対応がされており、どこもあまり変わりはありません。
ですから、お得なプロバイダを選ぶなら、独自キャンペーンで20,000円のキャッシュバックがもらえるGMOとくとくBBがもっともオススメです。
ドコモ光でOCNを利用するときの注意点
ドコモ光でプロバイダをOCNにする際には、注意したいことがあります。
ここでは、以下の4つの注意点について、ご紹介します。
- サポートにつながりにくいときがある
- 無料で貰えるメールアドレスは1つだけ
- 無料レンタルルーターの最大通信速度が公表されていない
- 利用者が多い分回線の速度が低下しやすい
サポートにつながりにくいときがある
OCNは大手のNTTコミュニケーションズが運営しているので、サポート対応がとても充実しています。
しかし、時間帯によってはサポートデスクに電話がつながりにくい、メールの問い合わせの返信が遅いなどということもあります。
ただし、どのプロバイダでもサポートがつながりにくい時間帯はあります。
問い合わせ時には、なるべく混雑しない時間帯を狙うのがいいでしょう。
OCNのサポートデスクの混雑状況は、「OCNテクニカルサポート お問い合わせ窓口 混雑状況」から確認できます。
無料で貰えるメールアドレスは1つだけ
OCNでは1つ目のメールアドレスは無料で貰えますが、2つ目からは、追加の月額料金があります。
家族用に複数のメールアドレスを使いたいなどの場合、追加料金がかかってしまいます。
なお、追加のメールアドレスは、OCNのファミリーメールというオプションを使えば、1契約につき30個までメールアドレスを利用できます。
オプションの詳細は、以下のとおりです。
追加するメールアドレス | メールアドレス1つの月額料金 |
---|---|
1個目 | 275円 |
2~29個目 | 110円 |
※価格はすべて税込
たとえば、4つメールアドレスを使いたい場合の月額料金の追加額は、以下のとおりです。
そのため、OCNでメールアドレスを追加するよりは、フリーメールアドレスなどを使った方がお得です。
無料レンタルルーターの最大通信速度が公表されていない
OCNでは無料でルーターをレンタルできますが、公式ホームページを見ると、ルーターの最大通信速度が公表されていません。
光回線の速度は、ルーターの最大通信速度も大きく影響します。
ルーターの最大速度が低いと、光回線がいくら速くてもその性能を生かしきれません。
ルーターのスペックを明らかにしていないという点で、OCNを利用した場合の通信速度に疑問を感じてしまうかもしれません。
一方で、ドコモ光のプロバイダのひとつ「GMOとくとくBB」では、3種類の高性能WiFiルーターの中から選べます。
それぞれの最大通信速度は公式ページに明記されています。
最大通信速度を公表している最新の機器を無料レンタルできるという点でも、GMOとくとくBBはオススメです。
利用者が多い分回線の速度が低下しやすい
OCNは利用者が多いため、回線速度が低下しやすいというのもデメリットのひとつです。
2021年2月時点でのデータによると、OCN(NTTコミュニケーションズ)の利用者数が1位となっています。
また全体の利用者が多いだけではなく、利用している地域の周辺に同じOCNの利用者が多いと回線が混雑し、速度が低下することもあります。
もちろん、夜間など自宅でネットを利用する人が多い時間帯も、同様に通信速度が低下しがちです。
ドコモ光×OCNを利用している人の評判を調査!
ドコモ光×OCNを実際に利用している人は、OCNの通信速度や料金、サポートなどについてどう思っているのでしょうか?
ここでは、Twitterで「OCN ドコモ光」と検索した結果、見つかったいい口コミと悪い口コミをご紹介します。
いい口コミ
元がOCN光コラボだったですがね
ドコモ使ってて色々メリットあるんでOCNドコモ光にしたらうれしい誤算で付いてきましたんw
普通にIPv6アルファルータ渡されて聞いたら、OCNドコモ光は無料って言われましたなぁ— ラス@育児奮闘中、作業時間下さい(泣) (@k_ras_776) February 3, 2020
v6アルファのルーターレンタルが無料なのがうれしいとツイートしている方がいました。
ルーターレンタル料金が無料になるのは、大きなメリットのひとつです。
また、ドコモのスマホを使っているなら、OCNからドコモ光にすることで、ドコモ光のセット割が使えるようになります。
あれ、、、
LANケーブル変えたらめっさ速くなったドコモ光 IPv6接続 IPoE(OCNバーチャルコネクト)の測定結果
プロバイダ: OCN
Ping値: 23.13ms
下り速度: 458.53Mbps(非常に速い)
上り速度: 443.16Mbps(非常に速い)https://t.co/hbAkm8OZsD #みんなのネット回線速度— ふぉしば (@foshiba) March 13, 2020
OCN for ドコモ光は通信速度が遅いというコメントが多い中、LANケーブルを変えたら速くなったという方もいました。
下り、上りともに約450Mbps出るようになったとのことです。
IPv6接続なのにあまり速度が出ないというのであれば、LANケーブルやルーターなどの接続機器のスペックを見直すのもよいかもしれません。
最近、何故か支出が多くなったので(^^;)、節約でクレカをdカードゴールドに変え、ネット環境を光コラボ事業者変更(OCN光→OCN for ドコモ光)して、携帯料金割引&dポイント付与額上げることにしました。
来月開通予定で開通後はIPv6オプションが無料で使えるので速度上がれば良いなぁ、と思います。— マウン ト💫ス トーン🎀 (@itr_mtst1) September 21, 2019
こちらの方はOCN光からOCN for ドコモ光に事業者変更することで、ドコモでの支払いを一本化したそうです。
光回線と携帯料金をドコモに一本化することで、携帯料金の割引やdポイント付与などの特典を受けられるようになります。
ドコモのスマホをお使いの方は、ドコモ光に乗り換えることで、メリットが多いことがわかります。
悪い口コミ
ここ最近のOCNが酷すぎる。
光回線なのにピークタイムになるとクッソ遅くなる
スマホをWi-Fiで繋いでるが格安SIMのLTEの方が100倍速い
自宅に居るのにWi-Fiをオフにして使う事になるとは思ってなかったw
軽く調べたらOCNがドコモ光のメインプロバイダーの1つになってから急にユーザー増えたからっぽい pic.twitter.com/7t1UD4stq7— 砂付近@(^ω^)/🐟 (@sunahukin0430) March 12, 2020
通信速度については、ピークタイムに非常に遅くなると書き込みしている方がいました。
WiFiでつないだスマホの方が100倍速いと体感的に感じているとのことです。
利用者が多いプロバイダの方が安心して使えるという考え方もあります。
しかしその反面、利用者が多いと光回線が混雑して、速度低下につながる可能性も高くなるでしょう。
ocn光からドコモ光に移行、v6は引き続き利用、機器送付返送なし、v6違約金なしの説明を両社から受けていたが、ドコモ光側のocnアカウントを確認するとv6申し込みなし・機器送付必要と。こーれはどういうことなんよ?
— むろみあっと (@muromi_WT) March 2, 2020
OCN光からドコモ光に移行した方が、手続きで手間取ったというコメントをしています。
引き続きv6プラスを利用する場合は手続きなしで利用できると聞いていたのに、ドコモ光に移行したらv6プラスの登録がされていなかったとのことです。
OCN光とドコモ光の窓口の両方と手続きが必要なため、移行手続きの際には注意が必要なようです。
OCNを提供するNTTコムから回答がきました。
「『OCN for ドコモ光』はコムではなくて、ドコモじゃないと解約できません。」 https://t.co/5JBf0cS3uN
— 望月宣武(もっちー弁護士) (@166mochizuki) February 20, 2020
プロバイダと回線事業者が異なるため、解約などの際の問い合わせ先に戸惑うこともあるようです。
どちらに問い合わせるか、把握しておく必要があるでしょう。
ドコモをプロバイダOCNから申し込む方法
ドコモ光をプロバイダOCNから申し込む方法について、詳しくご説明します。
①申し込み
申込方法はWeb申込と電話申込の2種類があります。
ただし、ドコモの携帯電話の契約がない場合と、未成年の場合、Web申込はできないのでご注意ください。
Webからの申し込み
OCN for ドコモ光の公式サイトにある「お申込み」ボタンから、申し込みフォームにアクセスして、必要事項を入力します。
氏名、連絡先電話番号、メールアドレス、NTTドコモ携帯電話番号などの利用者情報と、連絡希望曜日、時間帯を入力します。
また、OCNを利用中の方は、お客様番号を入力することで簡略化できます。
電話での申し込み
下記連絡先に電話で申し込みを行います。
電話番号:0120-982-379
受付時間:10:00~20:00(年末年始をのぞく)
②申し込み確認の電話
申し込みが完了すると、OCNの担当者から折り返し電話がかかってきます。電話では、以下のような内容について説明があります。
・申込内容の確認
・特典やサービス内容の案内
・宅内工事の有無と工事日程の調整
工事が必要な場合は、工事日程の調整が行われます。
Web申込の場合、新規申し込みなのか、それとも転用や事業者変更なのかは、ここで詳しく伝えましょう。
③書類が届いたら特典を申し込む
OCNから、以下のような書類が届きます。
- OCN会員登録証
- 申込内容についての書類
- WiFiルーターレンタルの申込書
- セキュリティソフトの申込書
OCNで無料ルーターをレンタルしたい場合は、上記の「WiFiルーターレンタルの申込書」に必要事項を記入して申し込みます。
セキュリティソフトについても同様に、利用したい場合は「セキュリティソフトの申込書」に必要事項を記入して申し込んでください。
④開通工事
開通工事が必要な場合は、工事が行われます。
立ち合いが必要な場合は、事前に連絡が来ます。
⑤ネットワークの設定後利用開始
ルーターやパソコンなどのネットワーク設定が終われば、インターネットを利用できるようになります。
よくある質問
「OCN for ドコモ光」はメールアドレスはついてきますか?
OCNでは1つ目のメールアドレスは無料で貰えますが、2つ目からは、追加の月額料金が発生します。
追加のメールアドレスは、OCNのファミリーメールというオプションを使えば、
1契約につき30個までメールアドレスを利用できます。
「OCN for ドコモ光」はIpv6に対応していますか?
OCN for ドコモ光では、「v6アルファ」と呼ばれる高速通信サービスを標準利用できます。
OCN v6アルファでは、「IPv6接続」と「IPv4 over IPv6接続」を利用できます。
これらを併用することで、処理が遅くなる個所を迂回することができるので、速度が安定します。
「OCN for ドコモ光」はセキュリティソフトはついてきますか?
OCN v6アルファでは、総合セキュリティソフトの
「マイセキュア」と「ホームネットセキュリティ」の月額利用料金が、12ヶ月無料になります。
-
・マイセキュア(275円/月)
ウィルスや偽装サイト、悪質なアプリなどによる脅威から、パソコンやスマホを守ります。
・ホームネットセキュリティ(220円/月)
Webアクセス制限設定、不正通信のブロック、保護者設定などが可能です。
まとめ
OCN for ドコモ光は、キャッシュバックを受けられる、高速通信サービスのv6プラスが使える、ルーターレンタル料金が無料などのメリットがあるプロバイダです。
ただし、ドコモ光のプロバイダとしては、利用料金が高い、回線速度が遅い、というなどのデメリットもあります。
ここでオススメしたほかのプロバイダとも、サービス内容やキャッシュバック内容をしっかりと比較し、もっともお得でご自分に合ったプロバイダを選択しましょう。