
ドコモ光は業界トップシェアを誇る光コラボですので、利用者の多さに比例するかたちでクレームの数も多くなってしまいます。
しかし、ドコモ光に寄せられるクレーム内容は、利用環境や契約先プロバイダを変えることで改善できる可能性が高いものばかりとなっていますので、ドコモ光のみに原因があるとはいえません。
今回は、ドコモ光のクレーム内容やその解決方法とともに、クレームを伝えたいときの問い合わせ先を紹介していきます。
ドコモ光にはクレームが多いのか?
フレッツ光回線をドコモで利用できる「ドコモ光」の利用者数は、2019年1月末現在、光コラボ契約数1,840万件のうち38.7%と業界トップシェア数を誇ります。
しかし、このように多くの方が加入するドコモ光には、ネット上で多くのクレームを多く見かけます。
なぜたくさんのクレームが寄せられているのでしょうか。
契約者数が多いため相対的にクレームが多くなりやすい
ドコモ光の契約数は2019年1月末現在、約530万件であることがドコモ公式サイトで公表されています。
この指数は光コラボ業界でトップとなりますので、契約者が多いぶんクレームが多くなりやすいのです。
ただし、クレーム数と比例するようにドコモ光に対する満足度も上がっているのも事実です。
2018年に行われた「日本固定ブロードバンド回線サービス顧客満足度調査」 では、東北エリアにて2年連続総合満足度第一位を獲得しています。
ドコモ光のサービス品質が原因のトラブルではない可能性がある
ドコモ光で発生するトラブルとしては、速度が満足に出なかったり、開通工事をなかなかしてもらえなかったりすることが多くあげられています。
しかし、これらは必ずしもドコモ光が原因であるとは限らず、ユーザー自身で対処できる問題であることが多いのです。
速度はプロバイダ選びで改善できる可能性が高い
ドコモ光のクレーム内容に「通信速度が遅い」というものがあります。
しかし、ドコモ光はプロバイダによって「v6プラス(IPoE+IPv6 over IPv4通信)」が利用できますので、通信速度問題はプロバイダ選びで改善できる可能性が高いといえます。
IPoE+IPv6 over IPv4通信は混雑しやすい時間帯であっても安定した高速通信が見込めます。
ドコモ光で満足のいく通信速度が出ない方は、利用しているプロバイダを確認のうえ、「v6プラス」に対応しているプロバイダへ変更してみましょう。
「v6プラス」に関するくわしい情報は下記で解説していますので、ご覧ください。
ただし、ドコモ光でプロバイダを変更する場合、契約先プロバイダとの契約状況によっては違約金が発生することもあります。
ドコモ光に対しては3,000円の事務手数料のみでプロバイダを変更できますが、プロバイダは契約プランごとに違約金の発生する条件が異なりますのでよく確認をしておきましょう。
ドコモ光でプロバイダを変更する方法は以下の記事で詳しく解説しています。
ちなみに、ドコモ光ではIPv6通信が利用できるプロバイダを「タイプA」「タイプB」のいずれかより選択できます。
タイプA・Bに区分されているプロバイダの性能に大きな違いはありませんが、タイプAに区分されているプロバイダを選択することで月額料金が安くなります。
ドコモ光でIPv6通信をより安く利用したい方は、「タイプA」からお好きなプロバイダを選択してみましょう。
ドコモ光のタイプごとの料金プランは後述しています。
どの光回線でも工事はタイミングによって遅くなる場合あり
ドコモ光のクレームには「工事開始までの期間が長い」という意見も見受けられますが、この問題はドコモ光に限りません。
多くの光回線では開通工事をする際に立ち合いが必須となりますので、土日・祝日や連休中は必然的に工事の予約が取りにくくなります。
また、入学・就職にむけた春の引っ越しシーズンも開通工事の申し込みが多くなりますので、春先も予約が取りづらくなるのです。
光回線の工事をなるべく早く行いたい方は、大型連休や3~4月といった引越しシーズンを避けた平日を狙ってみましょう。
ドコモ光の料金・速度を確認!
ドコモ光の料金や速度は他の光回線とそこまで大きく変わらない内容となっていますので、料金や速度に関するクレームは比較的少ないようです。
ただし、「ドコモ光の料金プランは複雑でわかりにくい」「ドコモ光は1Gbpsも出ない」といったクレームも散見されます。
この項目ではドコモ光の料金と速度についてわかりやすく解説をしていきましょう。
ドコモ光の料金プラン
ドコモ光の料金プランは「マンションプラン」と「戸建てプラン」で料金形態に違いがありますが、大きく分けると以下の5つに分類されます。
プラン名 | 戸建てプラン | マンションプラン | ||
---|---|---|---|---|
契約期間なし | 2年契約 | 契約期間なし | 2年契約 | |
タイプA | 6,700円 | 5,200円 | 5,000円 | 4,000円 |
タイプB | 6,900円 | 5,400円 | 5,200円 | 4,200円 |
タイプC | 6,700円 | 5,200円 | 5,000円 | 4,000円 |
単独タイプ ※別途プロバイダ料が必要 |
6,500円 | 5,000円 | 4,800円 | 3,800円 |
ドコモ光ミニ ※別途プロバイダ料が必要 |
4,200~7,200円 | 2,700~5,700円 | マンションプランなし |
それぞれのタイプの特徴は以下のとおりです。
- タイプA/B:ドコモ光に対応している指定プロバイダの中からお好きなところを選択できるプラン
- タイプC:ケーブルテレビの設備をドコモ光で利用できるプラン
- 単独タイプ:ドコモ光指定外のプロバイダからお好きなところを選択できるプラン
- ドコモ光ミニ:データ通信量によって利用料が2段階の定額制になっているプラン
最も料金の安いプランは「ドコモ光ミニ」ですが、こちらは最大100Mbpsの通信速度しか利用できず、別途プロバイダ料が必要です。
また、単独タイプはどうしても契約したいプロバイダがある方にはオススメできるプランですが、こちらも表中の料金に加え別途プロバイダ料がかかりますので、結果的に料金が高くなってしまいます。
一方で、タイプAとタイプBであれば最大1Gbpsの高速通信が利用できるほか、プロバイダの種類によって「v6プラス」を利用できます。
ドコモ光を契約する際はタイプAもしくはタイプBがオススメです。
ドコモ光の速度は最大1Gbps
ドコモ光の最大速度は1Gbpsですので、光回線の中では標準的な速度といえます。
しかし、1Gbpsという速度はドコモ光に限らずどの光回線でもベストエフォート値となっています。
障害物の多い場所や混雑しやすい時間帯に利用した場合、満足のいく速度を実感できなくなります。
よって、1Gbpsの通信速度が利用できない原因は、ドコモ光のみに原因があるとはいえないのです。
プロバイダの選び次第で速度向上が見込める!
ドコモ光はプロバイダによって「v6プラス(IPoE+IPv6 over IPv4通信)」が利用できますので、通信速度を改善したい方はプロバイダ選択が重要となります。
ドコモ光でIPv6通信を利用したい方は、下で紹介している「タイプA」もしくは「タイプB」のプロバイダからお好きなところを選択してください。
プラン区分 | プロバイダ |
---|---|
タイプA | ドコモnet plala GMOとくとくBB So-net DTI @nifty IC-NET Tigers-net.com andline スピーディアインターネットサービス |
タイプB | OCN、@T COM |
ドコモ光に関するクレームを言いたい場合の問い合わせ先
自身でトラブルの対処できない場合は、ドコモ光にクレームを言わざるを得なくなることもあるでしょう。
ドコモ光に対する問い合わせは、「お客様相談室」、「電気通信事業者協会相談窓口(TCA相談窓口)」への電話連絡、メールにて可能となっています。
それぞれの連絡先は下記のとおりです。
電話番号:0570-073-030(有料)
受付時間:10~18時(土日祝と年末年始を除く)
電話番号:03-4555-4124(有料)
受付時間:10~17時(土日祝と年末年始を除く)
ドコモ光の無料サポートには対応できる内容に限りがある
ドコモ光は下記5つの窓口でドコモ光に関する困りごとを無料で解決してくれます。
ただし、それぞれ対応できる内容が異なりますので、ご自身の希望するサポート内容に合わせ、適切な窓口を選択してください。
サポートサービス名 | サポート内容 |
---|---|
ドコモインフォメーションセンター 一般電話から:0120-800-000 ドコモ携帯から:151 ※受付時間:9~20時(年中無休) |
|
ドコモショップ | |
ドコモ光サービスセンター 一般電話から:0120-766-156 ドコモ携帯から:15715 ※受付時間:9~21時(年中無休) |
開通工事に関する問い合わせ |
ドコモ光各プロバイダ | プロバイダに関する問い合わせ |
故障窓口 ドコモ携帯から:113 ※受付時間:9~17時(年中無休) |
故障した際の問い合わせ |
ドコモ光の無料サポートは、ドコモ光の接続や契約といった基本的な内容のみがサポート範囲となっています。
例えば、「パソコンやスマホなどの設定方法がわからない」「大切なデータを誤って消してしまった」といった、より専門的なサポートは対応してもらえませんので、注意をしましょう。
ちなみに、ドコモ光の接続設定に自信のない方は、以下の記事でドコモ光の設定方法を順番に解説していますので、参考にしてください。
また、ドコモ光をご利用中に何らかのトラブルが生じた際は、トラブル別の問い合わせ先をこちらの記事で紹介していますので、ぜひご活用ください。
どうしても不満な場合はドコモ光の解約・乗り換えも検討
ドコモ光は料金・速度共に他の光回線とそん色のないサービス品質ではありますが、どうしても満足のいかない点がある場合、他の光回線への乗り換えも検討しなければなりません。
その際は、まず以下の手順でドコモ光を解約しましょう。
ドコモ光の解約方法
ドコモ光は以下の方法で解約可能です。
公式サイトから契約をした場合の解約方法
1.「ドコモインフォメ―ションセンター」もしくは「ドコモショップ」から解約手続きを始める
一般電話から:0120-800-000
ドコモ携帯から:151
※接続後は音声ガイダンスに従い、7-1-3とスキップ番号を押してください。
※受付時間:9~20時(年中無休)
ドコモ携帯から電話をかけた場合、本人確認として4桁のネットワーク暗証番号が求められます。
ドコモショップで解約手続きをする場合、原則本人確認書類は必要ありませんが、口頭での本人確認もしくはネットワーク暗証番号が必要となりますので、準備をしておきましょう。
2.工事日程を調整し、工事を行う
ドコモ光を解約する際は、開通時同様、取り外し工事が必要です。
工事費は必要ありませんが、工事方法が無派遣工事か派遣工事かによって、立ち合いの有無が変わります。
どちらになるかは解約を伝える際に調べてもらわなければわかりませんので、必ず確認をしておきましょう。
無派遣工事になった場合、ドコモ光利用時に使用していた機器を返送する回収キットが自宅に届きます。
返却期限が決まっていますので、必ず期日内にすべての機器を返却しましょう。
代理店から契約をした場合
代理店で契約をした方も、ドコモ光の解約方法は公式と同じになります。
ただし、プロバイダは自動解約となるところもあれば、メールやセキュリティ機能だけを使用できる有料オプションプランへ移行となるプロバイダもありますので、注意が必要です。
多くのプロバイダは、ドコモ光解約後メールや電話などで解約の意思確認をされますが、確認連絡がない場合もありますので、解約前にはプロバイダの規約をよく読んでおきましょう。
契約更新月でなければクレームをしても違約金がかかる
ドコモ光は契約期間のないプランに加入している場合、いつ解約をしても違約金が発生することはありません。
しかし、ほとんどの方は2年プランに加入していますので、この場合は契約更新月に解約を行わなければ違約金が発生します。
ドコモ光2年プランの契約期間は契約月を1ヶ月目とした24ヶ月間ですので、更新月はその翌月と翌々月にあたる25~26ヶ月目の2ヶ月間です。
この2ヶ月間以外に解約をしてしまいますと、戸建てプランの場合は13,000円、マンションプランの場合は8,000円の違約金が発生しますのでご注意ください。
解約金の額や解約金無料期間はドコモ光をどこで申し込んでいたとしても同じです。
ご自身の契約期間をよく把握し、違約金のかからない期間に解約をしましょう。
まとめ
ドコモ光はクレームが多いと思われがちですが、ドコモ光は数ある光回線の中でもトップシェアを誇る光回線ですので、利用者が多いぶんクレームも他社より多くなってしまいます。
しかし、クレーム内容はドコモ光だけに原因があるのではなく、利用者の環境や契約先プロバイダを見直すことで改善できるものがほとんどです。
ドコモ光のサービスは他の光回線と比較しても申し分ない内容となっていますので、ネット上に挙がっているクレームだけを信じるのではなく、さまざまな視点からドコモ光のサービスを判断しましょう。
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