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モバイルルーターの通信は固定IPアドレス?IPの仕組みをわかりやすく解説

モバイルルーターの通信は固定IPアドレス?IPの仕組みをわかりやすく解説

インターネットを高速モバイル通信(モバイルルーター)で行う場合も、光回線で行う場合も、覚えておきたいのが「IPアドレス」の概念です。

IPアドレスには主に「固定IP」と「変動IP」があり、それぞれに特徴があります。見ていきましょう。

【固定IPのメリット】

  • アクセス制限でセキュリティを向上できる
  • 外出先から自宅のパソコンの遠隔操作ができる
  • Webカメラを利用して外出先でも自宅を確認できる

対して、変動IPは、同じ端末からのアクセスかどうかを特定が多少はされにくくなるというメリットがあります。

本記事では、固定IPと変動IPの違いはもちろん、固定IPが使える回線変動IPが使える回線についても説明していますのでぜひチェックしてみてください。

固定IPと変動IPアドレスについて

そもそも固定IPとは何でしょうか?

一般的に自宅でインターネットを使えるようにするには回線契約に加え、「プロバイダ契約」も必要です。

わかりやすく例えると、回線契約とは自宅に線路が通るようにすること、そしてプロバイダ契約とは自宅に駅を設置することです。

駅がなければ電車は自宅を素通りしてしまい、インターネットにアクセスできません。インターネットにアクセスするには駅(プロバイダ)を作り、駅から情報を出入りさせるイメージです。

プロバイダ契約は自宅に駅を設置するようなもので、その駅は当然、世界に一つしかない駅で、他人の駅と混同されることはありません。

固定IPは住所のようなもの

その時に割り振られるのがIPアドレスです。IPアドレスとはプロバイダという駅の住所のようなものです。

自分の家の住所は世界に一つしかないのと同じで、プロバイダ契約をしたときに割り振られるIPアドレスも世界に一つ、これが「固定IP」です。

光回線を契約し、自宅に回線を引き込んでモデムを設置するということは、IPアドレスを取得することと同義です。

モデムにルーターを接続すれば複数の端末でインターネット利用が可能ですが、それらの端末はすべて一つのルーターにアクセスするため、同じIPアドレスです。これはつまり、同居している家族はみんな住所が同じ、という理屈です。

自宅のインターネット回線が固定IPならば自宅のPCを遠隔操作できたり、WEBカメラを自宅に設置して遠い場所から観覧ができたりします。

さらに固定IPならば自宅でサーバーを構築し、レンタルサーバーなしでWEBサイトの公開が可能です。
逆に、後述する変動IPだと、これらの固定IPならではの機能が使えなくなります(詳細は後述の「変動IP」の解説を参照)

固定IPは重要

普段、インターネットを何気なく利用している分にはIPアドレスの存在はあまり重要ではないですが、インターネットが犯罪などに使われたとき、警察はIPアドレスを辿って犯人を特定します。

このようにIPアドレスは、ある程度のインターネット上の秩序を守るために必要な存在なのです。
プロバイダ事業を簡単に解説すると、インターネット利用する顧客のIPアドレスの管理、提供、ということです。

変動IPって何?

インターネットを利用する際にIPアドレスは必須の存在です。

上記の固定IPに対して、固定ではなく空いているIPアドレスが順次割り当てられていく仕組みでIPアドレスを保持することを「変動IP」、または「動的IP」と呼びます。

変動IP方式でインターネットを契約すると、変動IPを利用している者同士で空いているIPアドレスを使い、使わないとき(PCの電源を切ったとき)にはIPアドレスを失い、別の人がそれを使う、という形で、IPアドレスを共有します。

このため変動IPでインターネット利用をすると、インターネットにアクセスするたびにIPアドレスが変わります。

IPアドレスはプロバイダーによって変わる

利用するインターネットのIPアドレスが固定IPか変動IPかは契約するプロバイダによって変わります。

変動IPのほうが維持コストを安くおさえることができるため、変動IPを採用しているプロバイダ業者は利用料金も安くなる傾向にあります。

しかし上記で解説したように固定IPでしかできないこともあるため、自分の目的に合わせて固定IPと変動IPのどちらが望ましいかを判断し、プロバイダ業者を選ぶことが大切です。

モバイルルーターで利用の場合のIPアドレスは?

光回線は自宅(世帯)に回線を引き入れ、自宅にインターネット接続のためのモデムを設置することです。

それに対して高速モバイル通信はモバイルルーターを利用して、無線でインターネットにアクセスする仕組みです。

モバイルルーターはワイヤレスで小型のために持ち運びも容易で、野外でインターネット通信も簡単にできます。

このため現在住んでいる住所から引っ越しをしても、契約を変えずにモバイルルーターを使うことができます。このように引っ越しても使えるのが高速モバイル通信の大きなメリットです。

SIMカードが個人識別の役割を果たす

高速モバイル通信を契約するとSIMカードが発行され、そのSIMカードをモバイルルーターにセットして使います。つまりSIMカードが個人識別の役割を果たします。

モバイルルーターを使ってインターネット接続をする際も当然、IPアドレスが割り振られます。固定IPか変動IPかは光回線利用と同じで契約するプロバイダしだいです。

現在は世界規模でIPアドレスが枯渇状態のため、その理由から上記でも少し触れましたが、固定IPは維持コストが高くなる傾向にあります。

そのため固定IPにこだわる人がオプションサービスで固定IPを取得し、通常プランは変動IP、というスタンスが主流になりつつあります。

基本は変動IP

以上のことから高速モバイル通信を提供する事業社のほとんどは基本的に変動IPです。そしてプロバイダによっては有料オプションで固定IPを取得できる、というケースが多くなっています。

インターネットのライトユーザーが主な利用者という状況の高速モバイル通信では光回線と比べてもその傾向が顕著になっています。

固定IPが使えるモバイルルーター

モバイルルーターを通しての通信は基本的に変動IPです。
では、モバイルルーターの中で固定IPが使えるものは何があるでしょうか。

  • インターリンクLTE SIM
  • ASAHIネット LTE

調査した結果、以上の2つで固定IPの使用が可能であることがわかりました。

格安SIM2社で固定IPアドレスが利用できる

格安SIMを提供しているインターリンクとASAHIネットの2社では固定IPアドレスが利用が可能です。
固定IPアドレスを利用するのにASAHIネットでは800円/月のオプションに入らなければならないのに対し、インターリンクではすべてのプランで最初から組み込まれており、比較するとインターリンクの方が割安で固定IPを利用できます。

この2社のSIMカードをSIMフリーのモバイルルーター機器に挿し込むことにより、固定IPでの通信が可能です。

現在の主流は変動IP

一般的なインターネット契約である光回線は選択するプロバイダ業者によって固定IPか変動IPかが決まります。

NTTをはじめ、本稿で言及している日本の携帯電話の三大キャリアは、光回線のインターネット接続サービスも提供しています。

NTTの「フレッツ光」、SoftBankは「ソフトバンク光」、auのKDDIは「auひかり」、docomoは「ドコモ光」です。それぞれの回線契約は、IPアドレスはどちらのタイプなのでしょうか?

フレッツ光の場合

NTTで提供されているフレッツ光は自由にプロバイダを契約できるインターネット回線です。
したがって、固定IPが使えるか否かは契約するプロバイダによって変わります。

【固定IPで接続が可能なプロバイダ】

プロバイダ名 月額料金 固定IPオプション料金
OCN 1,296円 7,344円(法人のみ)
BUSINESSぷらら(法人のみ) 4,860円
BIGLOBE 1,880円 3,740円
So-net 1,296円 1,296円
GMOとくとくBB 1,188円
インターリンク 1,296円
ASAHIネット 756円 864円

先ほども登場したインターリンクやASAHIネットがありますね。
その他大手のプロバイダが名を連ねています。
固定IPを利用するには月額料金が高めであったり、法人のみのサービスになっていたりしますね。

そのなかでもGMOとくとくBB、インターリンクは比較的安めな価格帯で利用できます。

ソフトバンク光の場合

ソフトバンクはYahoo!と提携関係にあるため、ソフトバンク光で契約するとプロバイダは自動的に「Yahoo! BB」です。

Yahoo! BBは変動IPアドレス方式を採用しているため、変動IPアドレスです。

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auひかりの場合

auひかりで契約するとプロバイダをいくつか選択できる仕組みですが、どのプロバイダを選択しても変動IPとなってしまいます。

しかしauひかりはその仕様上、何度回線を切っても同じIPアドレスが割り振られるため、事実上、固定IPである、という情報が多く出回っています。

これはauひかりの仕様なのかどうかは不明ですが、正式には変動IPアドレスです。

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ドコモ光の場合

ドコモ光はauひかりと同じでいくつかのプロバイダ業者から選べる方式ですが、ドコモ光で選べるプロバイダはすべて変動IPです。

しかしドコモ光は選ぶプロバイダによってフレッツ光と同様に固定IPに変更できるオプションサービスがあります。

このオプションは利用が可能なプロバイダが限られるため、ドコモ光で固定IPを利用する場合は固定IPオプションが選択が可能なプロバイダを選ぶ必要があります。

ドコモ光で固定IPに変更できるオプションが選択が可能なのは以下のプロバイダです。オプションは有料のため、月額料金は通常よりも高くなります。

  • ASAHIネット
  • ビッグローブ
  • GMOとくとくBB
  • So-net

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契約しているプロバイダーを介さずに固定IPを取得する方法

ここまで解説したように、光回線でも、高速モバイル通信(モバイルルーター)によるインターネット接続も、固定IPか変動IPかはプロバイダー次第ということはご理解いただけたと思います。

そして現在は世界的な流れで固定IPが不足気味で、基本的に変動IPが主流になっています。

実はプロバイダとの契約内容を変えずに固定IPを取得するサービスも存在します。

代表的な例が、【インターリンク】という企業が提供する【マイIP】というサービスです。インターリンクにマイIPを申し込めばインターリンク経由で固定IPが取得できます。

マイIPの仕組みは、インターリンクが専用サーバーを用意し、そのサーバーから固定IPを発行してもらい、自宅からのインターネット接続はすべてインターリンクのサーバー経由で行う、というものです。

インターリンクは月額1,080円でマイIPのサービスを提供しています。このようにサードパーティー(第三企業)のサービスを利用して固定IPを取得することも可能です。

まとめ

インターネットを利用する際はIPアドレスを取得する必要があります。IPアドレスとはインターネット接続における自身の住所のようなものです。

インターネットは一見、匿名性が高い世界に思えますが、実は利用者はすべてIPアドレスという個人情報を保持して利用しているのです。しかしIPアドレスからその人の身元を特定するのは基本的に個人レベルでは不可能です。

IPアドレスは個人で完全に固定された【固定IP】と接続するたびに割り振られる【変動IP(動的IP)】の2種類があります。どちらを利用するかは契約するプロバイダ業者しだいです。

固定IPは希少な存在

昨今、インターネット利用者は世界規模で増加しているため、固定IPが希少な存在となり、主要なインターネット接続サービスは変動IPの提供がほとんどです。これは光回線も高速モバイル通信も同様です。

固定IPならば自宅のPCを遠隔操作できたり、自宅のPCにサーバーを構築してレンタルサーバーを使わずに、自社サイトを開設したりすることが可能です。

逆にそれらの、固定IPでしかできない特別な使い方をしなければ変動IPでも不自由はありません。

こだわりが無ければ変動IPで十分

現在は世界的な流れで、基本的に変動IP、こだわりのある人が少し高いお金を払って固定IPを取得する、というスタイルがスタンダードになっています。

マイIPサービスのようにプロバイダを介さずに固定IPの取得する手段はあるため、とりあえずこだわりがなければ変動IPのプロバイダサービスを選んでも問題ないでしょう。